ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

日本政府はお仕事の基本PDCAができてません、「C:振り返り」と「A:アクション」をやらないと

 4月16日全国への緊急事態宣言をして5月6日まで自粛を要請しそれまでに「新型コロナウイルスを封じ込める。」という目標を掲げた。

 だが「新型コロナウイルスを封じ込める」という目標は達成できず、緊急事態宣言を5月31日まで延長となった。

 私はサラリーマン時代40年近くのうち25年間自動車産業界で働いてきたが、今回の政府のような報告を自動車業界の上司にしたら「やり直してこい」と言われたに違いない。そして以下のような指摘されたと思う。

1.PDCAのP:Plan目標、そもそも目標が漠然とし過ぎている。

新型コロナウイルスを封じ込める」と言うのはあまりにもあいまいな目標だ。感染者をゼロにすることなのか死者をゼロにすることなのか、あるいはベッド数が余裕のあるレベルになることなのか目標を立てる段階で決めていない。吉村大阪府知事が今やっているように4月16日の段階で封じ込めるなどという定性的な(数字ではなく性質)目標ではなく数値を入れた定量的な(数字での)目標にすべきだった。

2.PDCAのC:Check反省、振り返りを全くしていない。

目標が達成できなかった理由は何なのか。人との接触を80%減らせば新型コロナウイルスは封じ込めると政府も専門家も言っていた。できなかったのはなぜなのか、国民が人との接触を80%減らしていないのであれば国民に対して君たちがいい加減だったから目標が達成できなかったと反省を求めないといけない。

だが報道によればゴールデンウィーク中の新幹線や航空機の乗車率は10%を下回り、観光地の人出もおおむね80%前後の削減となっている。ならば目標が達成できなかった理由は国民ではなくほかにあるはずで政府は説明しなくてはいけない。

その原因は4月の緊急事態宣言の時点で感染拡大が都市部で実際は国民の3%~6%まで感染が広がっていたことしか考えられない。先のブログで記載したようにこれは東京や兵庫の病院での免疫検査で明らかになっている。多くの専門家たちはPCR検査での陽性者数以上に感染者はいるはずだと認めているし、また免疫検査の結果から導かれる日本では「かなり多くの人、もしかすると数百万人が感染していた」という推論を否定する専門家は誰一人としていない。

「かなり多くの人、もしかすると数百万人が感染していた」状況を3週間では収束できなかったというのが導かれる妥当な原因だ。むしろわずか3週間で大感染状況をここまで収束したと言っていい。

ようやくPCR検査で判明する感染者数が減ってきている。これは自粛により感染が抑えられ、一時数十万人から数百万人いた感染者が減り、全国で感染者が数十人から数百人のレベルに下がり、一方で少ないながらもPCR検査を続け、検査待ちをしていた大量の感染者の「在庫」が切れてきたということだ。状況は間違いなく良い方向に向かっている。

 

3.PDCAのA:Action行動がない

これはもう吉村大阪府知事を見習うべきの一言に尽きる。先が見えた今どんな状況になったら経済活動をもとに戻すかを国民に明確に示すべきだ。今吉村大阪知事は明らかに経済再始動再開を決断し実行に移そうとしている。朝か晩まで都税で広告費を払い「手を洗え、外出するな」と繰り返している都知事とは雲泥の差がある。

そしてさらに重要なことで吉村大阪府知事が立場上に言えなかったことがある。「来年の冬までに第二波がやってくる可能性は極めて高い、それまでにアビガンなどの薬の認証をし緊急医療体制を整え、かつ国民は夏の間に少しづつ感染して免疫をつけていくことを目標とする。(それにはある程度の犠牲者が出る)」ということを安倍首相は国民に向かって言わなくてはいけない。

 
 
 
 

編集サイドバー

よく使う機能は、ショートカットとしてタブに追加できます。

基本
 
写真を投稿
 
カテゴリー
 
編集オプション
 
過去記事貼り付け
商品
Amazon商品紹介
 
楽天商品紹介
 
iTunes商品紹介
画像
 
Instagram貼り付け
 
Googleフォト貼り付け
 
Flickr貼り付け
 
pixiv貼り付け
動画
 
YouTube貼り付け
 
ニコニコ動画貼り付け
その他のサービス
 
Twitter貼り付け
 
レストラン紹介
 
ミイル貼り付け
 
Evernote貼り付け
 
Gist貼り付け
機能
 
引用貼り付け
 
絵を描く
 
定型文貼り付け