ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

文在寅大統領の「共に民主党」は最低だがリベラルの仕事をしようとしている。

 日本にとって文在寅大統領は北朝鮮におもねり、自衛隊機レーザー照射、GSOMIA一方的破棄、慰安婦財団解散、徴用工問題の放置、などなどロクなことはやっていない。どうしようもない反日政権だ。

 でもあるにもかかわらず文在寅大統領の与党である共に民主党は今年4月の総選挙で過半数を得て大勝した。多くの韓国国民から支持されていることは間違いない。そしてこのことが日本人は理解できない。

 コロナウイルスの対応が良かったということもあるが、それとは別に文政権がリベラル(文大統領はリベラルと言うより左翼、共産主義者と言っていいのだが)の本来の仕事である「経済の結果平等」をやろうとしているからだ。

 韓国では映画「パラサイト、半地下の家族」で描かれたように貧富の差が大きく広がっている。

 財閥の解体、平均賃金の値上げ、など貧しい人を支えて金持ちには厳しくやっていく政策を取っている。

 財閥を解体すれば韓国経済に打撃を受けるかもしれないし、平均賃金を無理やり上げれば雇用者が採用を減らして失業者が増える、などこれらの政策は必ずしも韓国経済のためにならない結果がでる恐れはあるが、リベラルが本来やらなくてはいけない所得の平準化をやろうとしている。

 韓国国民はこの「共に民主党」の所得の平準化政策を支持しているのだろう。

 日本の野党も米国の民主党も「所得の平準化」政策についてはほとんど何もしていない。韓国の共に民主党のようにせめて法案の一つぐらい議会に出してもらいたいものである。

 最後に繰り返すが「所得の平準化」以外の共に民主党の政策、特に北朝鮮にすり寄り日本を貶めようとする外交はまったく評価できないと考えている。

2020年6月17日