老人はコロナで経済的に困っていない。
年金は今まで通りもらえているし、無駄な病院通いもやめて医療費が減っているし、しかも一人当たり10万円の給付金というオマケまでついた。
一方で若者は勤めている会社の業績が悪化しているので冬のボーナスは期待薄になるし、これから人員整理や解雇や倒産で失業者の危険性まで出てきている。
本来であれば経済的に厳しくなった若者が外国のように働かせろ遊ばせろと叫んでデモ行進をしてもよいのだが、日本ではそうなっていない。「老人は引っ込んでろ」といった南米の大統領もいる。
日本の若者は「お年寄りのために我慢しないといけない」とか「私の親戚には基礎疾患の人がいるから」とか自分たちが苦境にいるにもかかわらず、しょうがないとして自粛を受け入れている。
なんとも優しい話だが、マスコミが危機感を煽る番組を粗製乱造したことが原因でもある。オリンピックで穴の開いた時間に質の悪いニュースやワイドショーで繰り返し自粛を呼びかけた結果だ。
そのマスコミは広告収入が激減している。新型コロナウイルスの不安を煽ることで視聴率を保てると思っていたら、経済が落ち込んでしまい広告収入が落ちてしまった。全くの自業自得である。
8月6日〜15日までマスコミは毎年の終戦番組を構成できていて一息入れているところだ。一方で社内で採算悪化について大問題になっているはずだ。行き詰ったマスコミは結局のところお盆明けには感染防止自粛路線から経済優先路線にかじを切りだす。
8月後半のテレビでは「もう倒産するのでお店は開きます、自粛は無理です。」という飲み屋オーナーの発言が肯定的に報道されることになっているはずだ。
2020年8月8日