ドラコの資産運用 織田俊夫

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香港の若者は傘で抗議し、ミャンマーの若者は武器で戦う

 香港の若者は傘で抗議し、ミャンマーの若者は武器で戦う。

 今日のNHKニュースでミャンマーの若者たちが平和的な抗議による民主化に見切りをつけて武器を持って戦うことを決めたというニュースが流されていた。

 民主主義は血を流さないと得られない、それが冷酷な真実なのだろう。

 香港の若者たちは中国共産党の独裁に対して平和裏に抗議をした。香港人は武器の代わりに雨傘をもってのデモだった。この抗議活動は「雨傘革命」と呼ばれ、世界で特にリベラルな人々に支持され賞賛された。

 血を流さないやり方を世界は支持した。一方中国共産党の指示を受けた香港警察は武力による力による弾圧をおこない世界から非難された。

 この平和的な抗議活動が賞賛される中で私は2020年4月19日のブログで血を流さずに民主主義が得られるのかということを言った。平和主義者からの非難を覚悟の発言だった。

 残念ながら私の予想は当たり、香港の民主化運動は中国共産党に弾圧あれ完全に敗北をした。そして香港の民主主義は永遠に、少なくとも中国共産党が終焉するまであり得ないと誰もが思っている。

 民主主義は残念ながら血を流さずには得られないのだ。

 悲しいかなそれが現実で、真に民主化を望むなら武器を取るミャンマーの若者はその意味で正しい。

 今後ミャンマー軍事政権は半永久的に若者たちの命を掛けた戦いに対峙することになる。そして多くの血が流されることになるだろう。

 最終的にミャンマー軍事政権は執拗な攻撃に崩壊するか、あるいは妥協することになる。

 永遠に民主化の希望が無くなった香港とかすかな民主化の希望のあるミャンマーとの違いが武器を持って戦うかどうかということなのだろう。

 

2021年9月16日