ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

意外と合理的なフランス

 一般的に日本人はドイツ人は論理的できっちりしていてフランス人は食事のことばかりで合理性に欠けると思っているのではないだろうか。

 私はかつて欧州に5年住んだことがある。

 結論から言うと日本人のフランス人に対する認識もドイツ人に対する認識も間違っていると思う。

 まずドイツ人だが、普段は理屈を振りかざすことが多い。だが肝心かなめの所で間違うのがドイツ人と言っていい。

 欧州(ロシアの除いて)で最大の国家であるにもかかわらず、二度の大戦で大敗を喫し、国家は滅亡の危機に瀕した。

 そして二度あることは三度あると言っていいだろう。ドイツはこともあろうか仮想敵国のロシアから供給してもらうというバカとか言い用のない愚策をやってしまった。ウクライナ戦争で各国は経済政策をしているがドイツが天然ガスをロシアから買う限りロシアは生き残ることになる。むしろロシアに天然ガスを止められたら大変なことになる。

 しかも環境問題が頭から離れないらしく、太陽光発電風力発電で本気でドイツのエネルギーが賄えると信じている。

 ドイツは緯度が高く冬は日照時間が短く寒い。あの暗い冬の間どうやって太陽光発電を行い、あの寒い冬の気温をどうやって温めるのだろう、バカにもほどがある。

 さてフランス人だが我々が普段使っているメートル法はフランスが作り出した。

 イギリスなどは12進法を使っていたことを考えるとフランスの合理性が見て取れる。

 ナポレオン法典も体系立てられている。イギリスの法律は都度作られてきたので複雑で素人には分かりにくい代物になっている。

 フランス人が食事のことばかり考えていることはおそらく事実だが、私はドイツ人よりも合理的な人たちが多いと思っている。

 そんな人たちが4月24日マクロン氏とペロシ氏のいずれに投票するのか期待をしてみている。

 昨日のブログで述べたように今のEUは存続不可能であり、合理的に考えれば脱退するのが適切だと考える。フランス人はペナンを選ぶような気がする。

2022年4月13日