羊嫌いの人が日本に多いのは戦後食糧難時に腐りかけの羊がオーストラリアから輸入されたのが原因だと思うが、加えて日本人の調理の仕方が間違っているからだと思う。
美味しい羊の肉の焼き方は以下の通り。
ポイント1
良く焼くこと。
牛肉と同じだと思って焼くと失敗する。日本人はさしの入った脂身の多い牛肉が好きだが、さっと焼いて食べる人が多い。
羊の肉は牛肉より火が通りにくいし、レアはお勧めしない、ミディアムよりもよく火を通すのがいい。牛肉の倍ぐらいの時間をかけて焼く。
中が赤いのは早すぎるし、私は中のピンク色が消えかけるぐらいの焼き加減が好きだ。
ラムチョップ場合は良く焼くと特に骨回りが美味しくなる。手でつかんでしゃぶると美味しい。
ポイント2
油をきちんと焼くこと
肉に脂身が付いている場合、最初にフライパンに肉を立てて脂身を焼く。特にラムチョップなどで厚みのある脂身が付いている場合は最初にこの方法で強火で脂身に火を通す。
溶け出した油はいったん捨ててフライパンをきれいにしたうえで新たに油を入れて肉を寝かせて赤身を焼く。
脂身が少ない場合は脂身をフライパンの縁側に持ってきて時々縁に押し付けるといい。
ポイント3
塩コショウは多めに
牛肉より塩コショウは強めのほうがいい。
ラムチョップの場合骨と脂身に強めの塩コショウをすると油はうまくなるし骨はしゃぶる時美味しい。
牛肉より臭みがあるので胡椒は強め、他にハーブや香辛料を追加するのもいい。パセリ、ローレル、クミン、ガーリック、アーモンド、唐辛子、胡麻、好みによってなんでもいい。
最後に肉を焼く時は「最初に冷蔵庫から出す」こと。
当たり前なのだがこれが大事。焼く前30分は冷蔵庫から出して常温にしておく。もし出し忘れた場合はそのまま電子レンジに入れて20〜40秒温めれば人肌より暖かくなる。
こんなブログ書いていたらお腹が空いてきた。
ボネペティ!
2022年5月21日