ワインの飲み方について一言。
ワインを知っている方は以下の最初の4,5段落ぐらいは読み飛ばしてほしい。
ワインを飲むときはボトルを飲む前1時間以上前に開けるか、あるいはデカンタに入れて空気と触れさせて酸化させる。
ワインは酸化することで味が変わって美味しくなる。
口の中に入れるとワインは最初酸っぱくてすぐに飲み込みたくなるが少し我慢をする。
そして20秒ぐらい舌で転がして間で閉じた口の端を少し上げて底から空気を吸って口の中のワインに吹き込む。
慣れないとワインが口からこぼれだしたり、せき込んだり、ずるずると音がする。これがうまくできるとワインを知ってるように見える。
その後ワインを飲み込んだ後、口を閉じて深呼吸するように肺から息に鼻に静かに通したり逆に息を吐いたりしてのどに残ったワインの香りを鼻で感じる。
疲れるのでワイン通でも食事の間ずっとやっている人はいないだろう。
要するにワインと空気を混ぜれば酸化して美味しくなるし、泡立てればワインの香りが広がるのだ。
ということで若いころ私はワインでうがいをすることを考え付いた。
確実に、そして力強く、間違いなくワインが美味しくなる。
昨晩それを思い出し近所のスーパーで買った400円のテーブルワイン、といってもきちんとしたフランスのワイン、で試してみた。
ガラガラ、ゴクン、うーーん旨い!
と思った瞬間、
家族から猛烈なクレームを受けた。
お試しあれ、ただし外の食事の時、ましてや三國シェフのやっているような高級レストランでは絶対にやめるべき思う。
2022年6月25日