ドラコの資産運用 織田俊夫

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野党もマスコミもNHK党を笑うことができるのか?

 野党もマスコミもNHK党を笑うことができるのだろうか。

 NHK党は当初「NHKをぶっ壊す」というその名の通り、一つだけの公約を持つシングルイッシュー政党だった。

 立花孝志が繰り返し「NHKをぶっ壊す」と叫び続けたことによりNHKに対する風当たりは強くなり、NHK受信料の支払いをしない視聴者は増え、NHK偏向報道は都度監視されることになり、NHK総務省を動かして権益になるような動きはことごとく批判されるようになった。

 もしNHK党の公約の通り年金受給者の受信料がただになれば年間2万円以上の負担の軽減になる。NHKを一気につぶせない、だからまずは一歩と言うことで、多くの人が実現可能と思う公約であり、投票者には高齢者が多いことを考えた立花党首らしい妙案だ。

 NHK党の公約はすでに一部達成されたと言ってもいい。一方で立憲民主党共産党、維新の会、過去数年間モリカケ問題と桜を見る会問題などで政府を批判するだけでシングルイッシューさえ実現していない。

 安倍元首相が銃撃される前の6月26日そのNHK日曜討論会でNHK党黒川敦彦氏は自民党統一教会の関係を追及した。NHK司会者からは何度も「テーマに沿った発言」と制止されたにも関わらず、統一教会との関係はどうなっているのかとしつこく発言し、最後は「(自民党統一教会の関係は)おじいちゃんの代から♪」と詩まで歌った。

 当時NHK党のいつもの奇を狙ったパフォーマンスかと思われたが、黒川氏のNHK日曜討論での発言は安倍氏銃撃事件後すべてが真実であったことが明るみになる。そのことをニュースやワイドショーでは報じていない。

 しかもこの時自民党茂木幹事長は「統一教会との関係はない」と発言し、後に訂正することとなる。

 NHKも他のマスコミも今頃になって統一教会の批判ニュースを垂れ流している。霊感商法で多くの人が不幸になっていた事実が今も続いていたことをマスコミは長い間視していた、恥を知るべきだ。

 そしてNHK党のガ―シ―の存在は大きい。

 今まで政界、財界で好き放題していた人たちが慄いている。

 ガ―シ―のアカウントが停止されたりしているが、ガ―シ―の話を聞きたい人は一杯いるので何らかの方法で彼の発言は日本中に知れることとなる。

 一方で許せないやつらの情報はガ―シ―に集まってくることになる。今までは芸能人だけであったが、今後は政財界の許されないヤツたちの情報が彼の所に集まってくる。

 もちろん生贄は彼の独断で決まることになる。

 政治家も経済人も過去に非人間的なことをしたことを悔やみ恐れるだろうし、今後の彼らの行動が制限されることになる。

 すでに週刊誌以上の破壊力を持っている。

 今後NHK党はさらに強力なメンバーを増やしていくに違いない。それぞれ党員がシングルイッシューをもって集まり党全体として数多くの公約を掲げるようになっていくのだろう。

 個人的にはもうちょっと品があっても、などと思うのだが政治家に品は必要ないのかもしれない。

2022年8月11日