ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

映画「あちらにいる鬼」を観てきた。

 映画「あちらにいる鬼」は瀬戸内寂聴をモデルに男女3人の特別な関係をつづった小説を映画化したものだ。

 瀬戸内寂聴さんには以前から興味があったのだが、そのままになっていた。今回の映画のモデルが彼女たと知って公開初日11月11日に観に行った。

 あまりにも濃い映画だったのでどうまとめようかと思いながら日が経ってしまった。

 豊川悦司広末涼子が夫婦を演じ、瀬戸内寂聴をモデルとした役を寺島しのぶが演じ豊川悦司と不倫の関係になる。

 瀬戸内寂聴さんは生前作家として名をはせていただけでなく、週刊誌などに人生についてよく執筆されていた記憶がある。

 その奥深さは人生経験からきていたと推測できたし、ご本人自ら不倫をしてたことも言っていた。

 いやはや壮絶な人生を歩まれたのがよくわかった。

 まだまだ世間が保守的な昭和の時代によくぞそこまで自分に正直に生きたものだと思う。

 細かな描写もよくできていた。

 有名な作家は庭付きのきれいな一戸建てに住んでいないといけないと言う潜入感があったが、不倫相手の豊川悦司広末涼子は(たぶん新宿の)公団住宅に住んでいるところが意外で昭和の感じが出ていた。

 何年かして東京の西の町田市に一戸建てを建てるところや学生デモを応援するところなども時代を感じるものがあった。

 豊川悦司広末涼子が演じた夫婦の娘さん、つまり瀬戸内寂聴の不倫相手のこどもが原作を書いている。生前の瀬戸内寂聴の了解も得てとのこと。

 どうしてそんなことができたのか映画を観れば分かることになっている。

2022年11月13日