ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

ポジショントークなら学ぶべきこと、三浦瑠璃氏の降板

 自称?国際政治学者の三浦瑠璃氏がすべてのテレビ出演を降板する。

 今ネットの世界では仁藤夢乃氏(COLABO問題)と三浦瑠璃氏の女性で盛り上がっている。

 ネトウヨだけでなく彼女たちと同じ種類の女性たちから蔑まれてきた(あくまで想像だが)ネトおじさんからの猛攻撃が面白い。

 両方ともテレビではほとんど報道されていないらしいが、三浦瑠璃氏の夫の太陽光発電の会社が10億円の詐欺容疑で家宅捜査が入った。

 三浦瑠璃氏は夫の会社には関与していなかったと声明を出している。

 また夫の会社の弁護人が統一教会の弁護人と同じで夫は統一教会信者ではないかと疑われている。

 それはいいとして許されないのは三浦瑠璃氏のポジショントークだ。

 三浦瑠璃氏は国会で太陽光発電などで中国に日本の土地を売ることを規制してはいけないと太陽光発電擁護で中国よりの発言した。また三浦氏は統一教会でお金を失った人たちの問題に対してかけ事でお金を失ったのと同じだから特別に救済すべきではないと言う趣旨の統一教会側とも思われる発言をした。

 自分の立場を隠して我田引水の発言を繰り返してきた三浦瑠璃氏への怒りと批難が集まっている。

 立場を言わないということで実質ウソをついていた三浦瑠璃氏の降板は当然だが、彼女だけでなく世の中の人々の意見はすべてポジショントークだと思った方がいい。

 銀行員はお金を借りてほしいし、証券会社は手数料が取りたいし、不動産屋も手数料で稼ぎたいし、保険のおばちゃんは契約が取りたいし、アナリストたちはまた仕事がもらいたいと思っている。

 そんな人たちの意見はポジショントークであってバイアスがかかっていると考えたうえで総合的に判断しなくてはいけない。

 さらにバイアスは自分自身にも当てはまる。所有している現金、株、債券、不動産、投資信託、外国資産、はどうしても甘く見てしまう。

 自分のバイアスがかからないようにするにはこれらの資産をバランスすることだ。株式だけ持っていれば株に愛着が出てしまって売り時を逃す。だが株式と債券を持っていれば株式で先行き暗いと判断したら債権に買い替えることができるからだ。悪い情報を聞いても判断やアクションに壁がなくなることになる。

 まあ私のタイプの女性ではないし、典型的な東大出だけど凡庸なひとという感じで、言うことがばらばらで今一つ面白くなかった。そんな彼女を起用してきたテレビ業界はテレビに都合のいい発言、ポジショントークを三浦瑠璃氏はやってくれていたのだろう。

2023年1月28日