ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

アメリカの失われた4年は8年になるのか その2 経済政策もトランプ氏は分かっている

 左翼メディアCNNでのトランプ前大統領のインタビューは、大谷翔平が敵地スタジアムで4打席連続ホームランを打ったようなものだった。

 第一打席で2022年1月6日暴動の質問に対してメモに記載した事実を示すことで見事に打ち返した。

 第二打席でウクライナ戦争はCNNインタビュアーが言うウクライナ勝利ではなく人々の命が大切即時停戦であるとしてこれも特大のホームランにした。

 続いてCNNは機密文書をどうして取り出したのかと質問した。

 これに対してトランプ氏はすべて当時の大統領であるトランプ氏自身の承認を得て取り出したものでなんら問題ないと返答した。

 悪い印象を与えようとしつこく同じ質問をする女性のインタビュアーに対して「それでは答えてあげよう、貴方は嫌な(Nasty)女だ。」と返した。

 これには女性記者もたじろぎ会場はやんやの喝采となった。

 FBIは家宅捜索したがすべての書類は大統領の承認を得ていて起訴することができなかった。その事実をCNNは報道していない。

 すかさずトランプ氏は、バイデンは副大統領時代に許可を受けていない3箱の書類を持ち出し中華地区に置いていた、あれはどうなんだ、と責めよった。

 女性記者は泡を吹くようにそんな事実はないと反論したが、最近の議会でこれは事実だと証言が出ている。女性記者の言い訳にトランプ氏は首を振りながら否定した。

 第四打席は会場にいた人からの質問だ。

 過去2年物価上昇で庶民は苦しんでいる、大統領に選ばれたらこの物価高をどうするのか、経済対策について聞きたいといいうものだった。

 トランプ氏は

「掘るんだ、掘るんだよ、ベイビー、掘るんだ」と言った。

 会場はまた大喝采だ。

 解説しよう。

 今のアメリカを含む物価高はウクライナ戦争が原因ではない。

 バイデン政権が環境保護団体の圧力でシェールガスの掘削を二酸化炭素削減を理由に止めたことが原因だ。

 トランプ大統領時代アメリカはシェールガス、石炭などの積極的掘削によりエネルギーの純輸出国となっていた。これにより世界の石油などのエネルギー価格は安定しそれにより物価も安定していた。

 トランプ氏のいう「掘るんだ」と言いうのは再びシェールガスを掘ってエネルギー価格を安定させて物価を下げると言う意味だ。

 これは世界の物価を安定させることになる。

 そればかりか石油価格の下落は西側諸国の敵となったエネルギー輸出に依存しているロシアの国力を削ぐことになる。またアメリカから離反したアラブ諸国からも力を奪うことができるのだ。

 物価安定のために金利を毎月上げているバイデン政権とどちらが賢いかは経済が分かっている人にはすぐに分かるはずだ。

2023年5月13日