日本人にとって数年前までベトナムはいいイメージだった。
アオザイを着た女性、日本が勝てなかったアメリカ軍を追い出したベトナム軍、野菜が多く香辛料が強くない日本人にあった食べ物、多くの日本人が親しみを持っていた。
しかし、最近そのイメージが変わりつつある。日本国内のベトナム人の犯罪が目立っているからだ。
過去外国人犯罪は朝鮮人や中国人が多かった。しかし最近は刑務所にいる外国人で一番多いのがベトナム人(80%)と法務省の資料でなっている。
ベトナムではタクシー運転手が釣銭を誤魔化したりちょっとコスイところはあるが性善説なのかもしれないがベトナム人はそれほど悪くない。
ベトナム人の若者を日本に送り込むあっせん業者がいる。技能実習生から300万円前後の金を受け取り、日本語を勉強させ、技能実習生として日本企業に紹介する。
技能実習生は日本に来て給与から借りた300万円を返済しなくてはならない。
技能実習生の賃金は安い。多額の返済なので生活が大変だ。アパートを借りて集団生活をする。金がないので農家の豚や鶏を盗む。太陽光パネルの銅線を盗んで売り飛ばす、農家に忍び込んでコソ泥をする、と言うことになる。
中にはもっと給与のいいところにと転職をするが、たいてい騙されて金をだまし取られるかさらに厳しい労働環境になる。そして耐えきれなくなって無職となってしまう。
ベトナムのあっせん業者が悪いのだが国会で取り上げられてもそのままとなっている。
日本政府は日本企業からの圧力で技能実習生を止めない、ベトナム政府は賄賂を受け取っているのであっせん業者を排除しない、ということなのだろう。
ベトナム人の犯罪が増えると日本人のベトナム人に対する感情が悪化し良好だった日越関係に悪い影響が出る。即刻日本政府はベトナムからの実習生受け入れを中止すべきだ。
2023年5月28日