ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

東京都心6区はまだ不動産価格が上がっている。その2

 東京都心6区(新宿、千代田区中央区、渋谷区、文京区、港区)の70平米中古マンション平均取引価格は1億円を超えて日本経済の低成長にもかかわらず上昇を続けてている。

 低金利だからだとかすでにバブルになっているという話はあるがおそらく正しいのだろう。だが東京都心6区の不動産だけが値上がり続けているのかについての説明には必ずしもなっていない。

 先日妻が自由が丘に買い物に行って来て言った言葉に集約されていた。

 自由が丘は東京都世田谷区で東京都渋谷と神奈川県横浜の間に位置する世田谷区のおしゃれな街とされている。

「自由が丘って田舎よ!」

 関西のド田舎出身がよくも言ってのけたものだ。田んぼの中に住宅地がぱらぱらとあって帰るの声が聞こえる、市道の真ん中を歩いていても走るのはトラクターぐらいだった、そんな所で生まれ育った人の口から出た言葉だ。

 「地下鉄がないのよ(当たり前だが)、地下街もないのよ、雨が降ってきたら傘をささないといけないの、夏は暑いし冬は寒いと思うわ。バスは狭い道路を走ってる、コンビニでお弁当買っても東京都心のように公園がないわ、伊勢丹高島屋はないし(私としてはできるだけ行かないでほしいのだが)、博物館も映画館もないみたい。おしゃれなカフェやレストランはあるけど東京都心にも同じようなものがあるわ、新横浜駅には相鉄線がつながったみたいだけど東北や北陸に行くのは不便だわ、羽田も成田も遠い。。。」

 自由が丘のお住いの方には申し訳ないがかように妻はかように言っていた。

 しかし東京六区都心がいまも余った金を集め続けているある程度の説明になっているように思う。

2023年5月29日