6月1日のブログでウクライナ戦争は今実質停戦しているとした。
多くの西側諸国は認めたくないがこの事実は「ロシアの勝利」を意味する。
ますプーチンが守り切ったのはに何よりもロシアそのものだ。バイデン政権とそれを後押しするグローバリストたちはウクライナとロシアを破壊しその後の混乱に乗じて両国の経済を牛耳ろうとしていた。しかし実質の停戦で少なくともロシアを食い物にする企みは失敗に終わった。
ロシアはウクライナ東部4州の併合を実質的なものとし、クリミア半島を含めてウクライナからの分捕りに成功した。プーチンはこれら5州に大規模な公共事業をして7割以上いるロシア系住民の支持を確実なものにするだろう。
プーチンが得られなかったものもある。それはウクライナの中立化、あるいはロシア化だ。これは敗北ではある、だが危惧していた少なくともウクライナがNATOに加盟する可能性はなくなった。
何よりもバイデン政権と背後のグローバリストに対してロシアとプーチン大統領をなめてはいけないことを思い知らせたのだ。今後ロシア政府転覆の戦略をネオコンたちが簡単に立案でき亡くしたのだ。
バイデン政権の背後にいるネオコン、グローバリストが先導したウクライナ戦争は収束に向かう。バイデン大統領はこれ以上彼らの言うことを聞いててはいけないと考えたのだろう。反対する彼らを押さえて停戦の方向に舵を切っているのだ。
となると面白くないのはネオコンとグローバリストたちだ。
かれらがやるとしたら、ロシアとの戦争を継続するために、ウクライナ政府を裏から操ってロシアに奇襲をかけることが最初に考えられる。
またはロシアを諦めて台湾、中近東で新たな戦争を起こすことだ。
2025年1月共和党の大統領が当選するまで、当選するかは分からないが、せっかくウクライナが停戦の方向にあるのに、ウクライナを含め世界のどこかでネオコン、グローバリストたちが戦争を扇動する可能性がある。危ないこれからの1年半だ。
2023年6月3日