2025年二酸化炭素排出は人口が減少するまで無理ということが世界で理解されることになるだろう。
人口が減るまで無理と言うのはほとんどの人が気が付いていないあるいは気が付かなかないふりをしている。
人口が増えれば二酸化炭素の排出量は増える、人々が豊かになれば二酸化炭素の排出は増える。二酸化炭素が増える二つの要因は簡単に解決できない。
今世界が取り組んでいる対策ほぼすべてが成功しても二酸化炭素は増え続ける。なぜなら今開発されたり実施されつつあるすべての方策はCO2排出を抑制するものでCO2を減少させるものではないからだ。減少させるには光合成のように空気中のCO2を炭素化合物にして地下に埋めこまなくてはいけないからだ。
ガソリン自動車がEV車に代わったとしてEV車は製造されるときにガソリン車以上の二酸化炭素を排出する。エネルギーの電気も火力発電で発電されれば二酸化炭素が排出される。電気が太陽光、水力、原子力で作られたとしてもその設備を造るのに莫大なエネルギーが必要でそのエネルギーをすべて化石燃料以外で作り出さない限り二酸化炭素は排出される。
人類が使うエネルギーがすべて化石燃料以外となった時点でようやく二酸化炭素の排出増加はとまることになる。それは21世紀中には不可能だ。それまでは人口が増え続け人々が豊かになればなるほど二酸化炭素は増えていくのだ。
二酸化炭素の増加を減らすには世界の人々の生活レベルを下げるか世界の人口減少を減らすしかない。
2025年1月15日