ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

産経新聞のレベルもこんなものかとショックを受ける、

 少々古くなるが1月4日産経新聞「風を読む」で論説副委員長渡辺浩生氏は米国から年末に帰ってきて「メディアの予想を裏切ってなぜトランプ氏が圧勝したのか?」と自らの疑問に答えた記事があった。

 日米マスメディアは選挙戦のほとんどの期間ハリス氏が優勢とし選挙直前になって接戦と報じた。だが結果はメディアの予想に反してトランプ氏が激戦7州ですべて勝利する地滑り的圧勝だった。

 記事を読むと渡辺氏自身がトランプ氏優勢と思っていなかったようだ。

 素直に事実を認めて反省していることは評価できる。

 だが私にはそれが信じられないと思うとともにマスメディアの見識の浅さが見える。

 私の周りは不動産関係者で私よりも裕福な日本人が何人もいるが全員トランプが優位だと見ていたし全員がトランプ支持者だった。

 私のようにトランプが優位でも不正選挙でカラマハリスが勝利すると見ている人たちもある一定数いたが、不正がなければ全員がトランプ優位とみていた。

 欧米のマスメディアがハリス優位を伝えるのは有権者民主党優位に促すためで世論調査などまやかしだと私の周りの人たちは見ていた。

 トランプ優位だがそんなことは民主党が不利になるので言わないと日本の新聞社の人達も我々と同じように観ていると思ったら本気でトランプが負けると思っていたことに正直驚愕した。

 渡辺氏が滞在していたおそらくニューヨークは民主党支持者ばかりで環境保護LGBT問題など話題にしていたのだろう。鼻持ちならないスノッブなウォークたちとしか接点がなかったのだ。

 本人も少し認めているようにきちんといろんなアメリカ人の意見を聞けばトランプ氏が当選する理由は分かるはずだ。

 ハリスに勝ってほしい、トランプは負けるべきだ、と言うオールドメディアのウソに自ら騙されたのだろう。

 バランス感覚もなく広くアメリカの意見を聞かなかった渡辺氏は新聞記者として失格だ。

 それだけでない。

 人々は渡辺氏に対し「メディアの予想を裏切って」と言っているのは、ネットでの予想は伯仲あるいはトランプ有利が大勢で当たっているのだ。

 「メディアの予想を裏切って」という人たちは渡辺氏を含むオールドメディアの公平感や眼識の欠如を批難していることに気が付いていない。

 批判されていることに気が付いていないのはなんとも情けない。もう一度言う新聞記者として渡辺氏は失格だ。

2025年1月14日