連日の報道で齊藤知事は全くの悪人扱いとなっている。
パワハラで職員が自殺した疑いがあり内部告発のルールを無視して犯人捜しをし職員を怒鳴りつけ日々業者におねだりをすることを繰り返していた。いまどき許しがたきトップという事になっている。
ニュースを聞けば聞くほど腹が立ってくる。
だが何事もすぐに疑ってみる私はもしかすると斎藤知事にも言い分があるのではないかと思ってしまう。
かようなことを言うから私は時折変人扱いされるのだろう。だがドイツがダメになる、ロシアは負けないウクライナが負ける、中国は破綻する、周りはほぼ全員反対のことを言っていたが私の予想は当たった。
今回私は斎藤氏を100%支持するわけではないしかばうつもりは全くない。だが斎藤氏の実績や兵庫県民の意見も聞かないといけないと指摘したい。
民放のワイドショーによると斎藤知事になってから県庁ビル建て替えを白紙のしたとのことだ。大地震がまたきたらどうするのかと知事の決断をコメンテーターが批判していた。だが先の阪神淡路大震災でつぶれなかったビルを次の地震を理由で建て替えるのは理屈が通っていない。リモートワークが増えたので増床は必要ないという知事の意見は正しいと思う。
ワイドショーによると斎藤知事は就任してすぐに自分の給与と退職金を減額したとのことだ。
何か不祥事があって報酬を減らした首長はいるが何も責任がなくて減らしたひとはほとんどいないはずだ。県の財政を考えてのことだろう、私は立派なことだと思う。
ニュースやワイドショーを見ていると兵庫県民の意見がほとんどレポートされていない。斎藤氏のパワハラはダメとして県政運営については意外と良いと思っているひとが多いのではないか。
また斎藤知事の総務省時代を知る人は真面目な仕事熱心な青年だと言っている。今の斎藤氏とはイメージが違うとの言葉もある。
前知事の長期政権のあと斎藤氏は一人県庁に乗り込んだ。組織が生ぬるくなっていたことは容易の想像できる。四面楚歌の中で優秀な斎藤氏は物事を動かすためにパワハラになったとも考えられる。
斎藤氏のパワハラやおねだりが許されると言うつもりは毛頭ない。だが仕事熱心な総務官僚が兵庫県庁職員ほぼ全員から嫌われるようになった経緯をもう少し詳しく知りたいと思っている。
2024年9月12日