ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

「関西はスポーツに専念したほうが良さそうだ」舛添元都知事にいわれてしまった関西

 阪神タイガースが日本一になった。

 関西人としてこれほどうれしいことはない。

 阪神ファンなら知っていると思うが、岡田監督は選手現役時代ア〇ではないかとよくいじられていたがその噂は全くのデタラメで名監督であることが実証された。

 久しぶりに関西から景気のいい話が出てきた。

 素直に喜びたいのだが、元東京都知事国際政治学者の舛添要一氏が「関西はスポーツに専念したほうが良さそうだ。」とツイートしたらしい。

 都知事時代公私混同と思われることがあって辞任に追い込まれた。家族との宿泊費を都の費用で落としていたなどみみっちいことをしていたのだ。

 だが辞任後の舛添氏の国際政治学者としての論説はいつも一読に値する。世間が一方方向に流れている時に冷静な目で現実主義の意見を展開している。

 舛添氏が言外に批判するのは日本維新の会が主導でやった大阪万国博覧会やIR事業のことであり、また大阪の経済的地盤低下だ。

 大阪万博は予算が当初の2倍になることが発表された。外国の参加国も当初見込みの70か国から大幅に減るとの見られている。予算はさらに増加しそうだし、世論調査では三分の2以上が大阪万博は必要ないとしている。

 維新吉村知事は当初維新のプロジェクトと胸を張っていたが、状況が悪化した今政府の万博だと言い出している。見え見えの責任回避でさすがに自民党の受け皿と期待していた有権者もそっぽを向き始め、伸びていた支持率はここにきて急激に下がっている。

 それにしても淋しいものだ。

 関西人は阪神が優勝でしか騒いで道頓堀にはまるしかできないのだろうか。東京は勝手に外国人を含めた多くの人たちが渋谷に集まって大騒ぎをしている。渋谷の店主や住民にとっては迷惑なのだが、東京の力強さの表れだろう。

 悔しいが舛添氏のツイートは痛いが、しばらくは阪神優勝を喜ぶことにしたい。

2023年11月7日