ドラコの資産運用 織田俊夫

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テレビ朝日社長辞任は単なる派閥抗争か?

 2月10日テレビ朝日亀山慶二社長が辞任した。

 発表では理由は交際費、接待費などの不正利用と命令系統をかく乱したこととなっている。

 ごまかした金額が60万円と少額なので裏に何かあるだろう、付き合ってはいけない人たちとの交際にお金を使っていたのがばれたからだといろいろ言われているがそれは今のところわからない。

 もしかすると暴力団や女性にお金を使っていたという話が出てくるかもしれないが、今後あれば出てくるだろう。

 だが私は今回の亀山氏の辞任は単なる派閥抗争で足をすくわれたと思っている。

 以下は私の単なる推測だ。

 亀山社長はイケイケどんどんの独裁者的な経営者だったに違いない。だがテレビ朝日全員を束ねているわけではなく対立する派閥もあったとみる。

 亀山社長はその対立する派閥を懐柔することはせずにガンガン攻めて行った。左遷、パワハラ、など社長の権力を安定化するためにあらゆる手を使ってきた。

 亀山社長に対立する派閥は秘書などを含め社長側近を手なずけたのだろう。秘書は社長と一心同体である一方でワンマンな社長だと怒鳴られたりしてそれが裏切るきっかけになったのではなかろうか。

 監査役も反社長となったに違いない。普通は旧役員がなることが多いが、亀山社長が役員を辞めさせた人が監査となった可能性がある。

 亀山社長が不透明な交際費を使っていて反社長派が秘書と監査役を味方に引き入れれば勝ちは決まる。

 秘書が処理する交際費に書いてある人物に一人一人あたってみて亀山社長に接待を受けたりグルフに行ったかを確認すればいい。部外者だと協力してくれない可能性があるので接待・ゴルフの予定を秘書から聞き出し、当日に尾行すればいい。翌日違う人の名前を使って接待伝票を上げてきたら亀山社長は万事休すとなる。

 おそらく亀山社長の対立派閥はこの手口で辞任に追い込んだのだろう。

 監査の時につぎからつぎへとウソの交際費を攻め続けられると本人も根を切らして辞めることにしたのだと思う。

2022年2月19日