ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

西側諸国にウクライナはいらない

 NATOアメリカにウクライナは必要でないはずだ。

 ロシアは冷戦時に東西ドイツの壁を境に西側諸国と対立していたがソ連崩壊時ドイツは統一され西側に入りポーランドまでもがNATOのメンバーとなった。

 これによってソ連のあとのロシアはずっとモスクワに近くなったポーランドとの国境がNATOとの境となった。

 プーチンが言うようにNATOは拡大をしてきておりモスクワに近づいてきている。その意味で過去30年はロシアの外交的敗北と言っていい。

 ここにきてウクライナNATOに入ることでロシアとの緊張が生まれている。

 だがそもそもウクライナNATOに入れて西側諸国に何のメリットもない。バイデン政権は何を考えてウクライナNATO入りにこだわっているのだろうか。さっさと諦めてロシアの衛星国として認めるほうがいい。

 ソ連崩壊後ロシアは経済的にふらつき今は韓国よりもGDPが下回っている。今も米国とともに最大の核保有国であることにはかわりないが、世界の半分を引き連れていたソ連と比べれば落ちぶれ方が激しい。

 この国の同盟国にウクライナが加わったとしてもロシアの衰退にはブレーキがかからないし、またロシアの核弾頭の数を減らすこともできない。

 もしウクライナNATOのメンバーになれば西側の軍事情報をウクライナと共有しないといけない。

 ウクライナにはロシア人が多く移住してきており、またウクライナとロシアは同じスラブ人で他国の人には見わけがつかない。ウクライナ軍やウクライナ政府にはロシア人が入っているはずで彼らがロシアのスパイになることは容易に想像できる。

 東アジアでは韓国が西側でありながらやっていることと言えば中国や北朝鮮の手先のような振る舞いをしている。もしウクライナNATOに入れば同じような問題が生じる。

 NATOウクライナに手を出さずにロシアの支配下にして、ウクライナの西側支持者たちを活動させた方が賢明だと思う。

2022年2月28日