ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

パーティー券のお金は何に使ったのだろう。その2 お金に色はない

 自民党の派閥パーティー券のお金は何に使ったのだろう。

 そのあたりの報道が全くなされていない。マスコミは金を受け取ったことを批判するだけでなく何に使ったかを追求しなくてはならない。

 ただこれは難しい。

 なぜならお金には色がないからだ。例えばあなたが5千円のお年玉をもらって、その日にスーパーで5千円支払い、居酒屋で5千円支払い、寄付に5千円を支払った場合、お年玉の5千円は何に使ったのか分からないことになる。

 何に使ったかを明らかにするには、お年玉を別会計にするかあなたの収入すべてと支出すべてを明らかにしてようやくお年玉の5千円が何に使われたかおよそ分かる。

 議員たちがパーティー券収入を明確に別会計にしていたとは思えない。

 現金をそのまま背広の内ポケットにいれていたのだろう。

 収入が増えた分能登半島地震の被災者のように困っている人にお金を払っているのならいい。どうしても知りたい情報を得るために金を払ったとか頑張った秘書に秘密のボーナスを払ったというのなら許されるかもしれない。

 だが実際にはその内ポケットのお金とプライベートのお金の区別はつかなくなっていたはずだ。

 単に銀座での遊行や愛人にお金を支払っていた輩も多くいるのではないか。預金通帳にため込んでほくそ笑んでいたのかもしれないし自宅を建てるために使ったものもいるだろう。

 まずは議員のすべての収入と支出を明らかにすべきだ。ただそれでもお金には色があないのでパーティー券収入の使い道はわからないだろう。

 逆の見方をすればパーティー券収入の使い道が説明できない物はすべて個人のポケットに入ったという理解でいいと考える。

2024年2月12日