ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

ソフトバンクグループを買うなら一年後

 2月ソフトバンクグループ(以下ソフトバンク)の決算発表でやはり予想通り採算に苦しんでいる状況だった。

 これで下げ止まりで反転するとかまだまだ下がるとかいろんな予想が出ているが、普通に考えてこれから少なくとも1年間はソフトバンクは猛烈な逆風を受けるだろう。

 今全体を見れば概ね専門家と言われる人たちは適正株価はもっと高いはずだと説明し、一般投資家はまだまだ株価は下がると言っている。専門家と素人で意見の相違が大きいらしい。

 だが私は素人の考えが正しく玄人の考えが間違っていると私は考えている。先日のブログで述べたように専門家と言われる人たちは自分が高値で買っているから株価を上げる発言をしていると思った方がいい。素人は素直にソフトバンクを心配していて実はそれが正しいということだと思う。

 これから続く中国土地バブルの崩壊と株式市場の縮小、各国政府の規制の強化、金利の上昇によるコストの増加でこれから少なくとも1年間ソフトバンクは苦しみ続ける。

 ひとりふたりと今年ユーチューブに出てくる専門家たちは意見を翻していくだろう。やむなく専門家たちは自分のソフトバンク株を損切りして売るか塩漬けにしていく。遠めにソフトバンクが苦しむのと専門家たちがソフトバンクを悲観視していく姿を見ているのがいいだろう。

 そして専門家の10人に9人がソフトバンクについて悲観的な意見を出した時に「買い」を入れるべきだ。ソフトバンクを信じる人たちはそれまで待つのがいい。私はそれでも買うつもりはないのだが。

 昔のブログで述べたように底値で買うコツは「10人の内全員あるいは9人までがダメだと言った時に投資する、ただしその投資先が実力がある場合に限る。」だ。

 ソフトバンクは支えられているアリババが今後さらに利益を出さなくなっていくという問題だけでない。今後ビジョンファンドは多額の「のれん代」という含み損が表面化するリスクがあることを素人だけでなく専門家もよくわかっていないと私は思っている。

 明日に続く。

2022年2月20日

投資はご自身の判断とリスクでお願いします。