映画「コンビニエンスストーリー」を観てきた。
コンビニエンスストアの飲み物が入っている冷蔵庫前に立っていた主人公が事故で冷蔵庫に押し入ったら、別の世界だったという話だ。
別の世界はどうもあの世で主人公はあの世とこの世の間の微妙な世界に生きることになる。
星新一の「ショートショート」とか筒井康隆の「七瀬再び」に似た話でとても懐かしい感じがした。
ストーリー全体が当然シュールであるにもかかわらず日常のコンビニエンスストアから話が始まるので物語に入り込んでしまう。
原野にあるレトロなコンビニエンスストア、毎日誰も演奏者がいないのに指揮をしているコンビニエンスストアのオーナー、そして周りの景色も異様だが違和感がない。
コンビニエンスストアの経営者の妻の前田敦子は妖艶だった。耳元でささやくようなセリフは前田敦子でないとできないかもしれない。
現世と別の世界との間に細かないろんな関係があったと思う。その関係が一度見ただけでは全部理解できなかったように思う。映画を二回観ることはほとんどないのだが、今回はそれが知りたくてもう一度観て見たいと思っている。
2022年8月12日