小さな会社を経営しているとたまに司法書士にお願いして役員の入れ替え、住所の変更、目的の変更、などをすることがある。
結構手数料を取られることになるが、自分でやるのは手続きや法律がどうなっているのか分からないので司法書士にお願いしていた。
1年前に役員の入れ替えをする際に自分でできないものかと思いインターネットで探したところ「ひとりでできるもん」というソフトにたどり着いた。
出てくる画面に情報を入力していく。変更前の今の登記簿謄本の写しが手元にあれば手順に従って入力ができる。
代表取締役の変更、新しい取締役の登録、本社住所の変更の3つを同時に入力した。
入力を終えて確認画面で最終確認をして印刷をクリック。
次から次への書類が打ち出されてくる。
新しい定款も含めておよそ30枚の印刷物。
さてさてどこにハンコを押せばいいのかと思って書類を見ると、押すべき印鑑の種類と場所がうっすらと浮かぶように印刷されてある。取締役の印鑑、代表取締役の印鑑、会社の実印、割り印なども場所が分かるようになっている。60か所前後の場所に印鑑を間違いなく押すことができるようになっている。
しかも本社の住所から書類を提出すべき法務局まで分かるようになっている。
書類を用意して法務局に出向いた。いくらソフトが良くできていたとしてもなんらかの不備で書類を突き返されることもあるかと思ったが、心配をよそにすんなりと受け付けてくれてその後2週間ほどで登記が完了した。
自分で入力しないといけない、法務局まで持っていかないといけない、という手間がかかるが、司法書士に頼むよりだいぶん安くつく。それに会社の登記簿など経営しててもなかなか普段見ない。設立時にいろいろ考えてたこと、忘れていたことなどの発見になることもある。
「ひとりでできるもん」はなかなか役に立つソフトだ。
2021年12月25日