ドラコの資産運用 織田俊夫

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立憲民主党起死回生は対中非難決議を得意の牛歩戦術で

 立憲民主党は再生に苦しんでいる。

 はっきりいって滅亡の危機に瀕していると言っていい。

 先の10月衆議院選挙で立憲共産党というレッテルを貼られて議席数を減らしてしまい、枝野氏が辞任して泉氏が代表となった。

 衆議院選挙で負けた原因が共産党との連携であるにもかかわらず、今後の共闘については玉虫色だ。労働組合の連合からは共産党との連携をする限り立憲民主党を支持しないと宣言されている。世論調査の中には支持率で維新の会に抜かれているものも出ていてさらに低迷している。

 もし立憲民主党が本気で再生を望むのならいい手がある。

 対中非難決議を中国に厳しい言葉を並べ立てた案を作成して国会決議を試みるのだ。

 その内容は自民党親中派公明党が到底受け入れられない厳しい内容にするといい。ともかくポイントは与党が到底受け入れられないような内容にするのだ。

 自民党公明党は文脈の変更を要求してくるだろう。それをことごとくマスコミに情報を流すのだ。都度原案が修正しようとする与党を人権をないがしろにする行為だと非難すればいい。

 予算を人質にして時間切れで採決に持ち込む。ここで自民党公明党が反対して否決されるような状況だったら、徹底的に得意の牛歩戦術をすればいい。それこそ立憲民主党は人権のために戦っていると宣言すればいい。

 お友達の共産党は表向きであるがすでに中国の人権問題に対して非難をしているから賛成に回るしかない。また共産主義本家の中国共産党も本音で自民党の政権がつぶれればいいと思っているから、自分たちが非難されてもこの騒ぎを見守ることになるだろう。

 自民党公明党を責めるのにこんな好材料があるのに立憲民主党が中国非難決議を消極的に賛成しているだけというのが不思議だ。

 来年には消滅するかもしれない立憲民主党の起死回生の妙案だ。 

 もちろん立憲民主党の議員の中には中国共産党に心底心酔しているものが多くいる。この作戦ははなから無理なのは分かっているが、立憲民主党消滅前の玉砕作戦として最高だと思っている。

2021年12月26日