ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

暇空茜氏のCOLABOへの勝利はマスコミへの大勝利でもある

 COLABOは新宿を夜中徘徊する未成年女子を保護することを目的としたNPO団体で東京都から毎年5千万円近くの支援を受けてきた。

 その目的は立派なのだがYOUTUBERの暇空茜氏から実際の金の使い方が不透明だと指摘を受け炎上した。

 暇空茜氏は政府支援を受けているのであればまともな金の使い方と報告をせよというもっともなものだった。

 最初マスメディアはCOLABO側の記者会見を報道した。不正はなかったといCOLABO側の言い分をそのまま流した。

 そしてマスコミはほぼ沈黙を守った。暇空氏の東京都に対する監査請求が通った時、監査で不適切な支出が明らかになった時、つまりCOLABO側が不利になった段階では簡単に報道しただけだった。

 COLABOの支持者たちは左翼と思われ、運営者たちは共産党との関係が疑われ、保護した女性を沖縄の基地反対運動に参加させているという話もある。

 公金を私物化することを「税金チュウチュウ」と言ってネットの世界で流行った。

 暇空茜氏のまっとうな主張を報道すべきなのに「報道しない自由」を使ってマスコミはCOLABOを実質支援した。

 今回東京都が平成5年度予算でCOLABOへの支援を打ち切った。

 これはブログ「colabo問題/旧メディアは「報道しない自由」で自滅する。1月22日)で述べたようにまったくマスコミなしで世の中が回り始めたのだ。

 いままでユーチューブでいくら騒いでもマスコミが取り上げないと世の中が回らない感があった。ネットの世界ではテレビや新聞が取り上げるかどうかがそれなりに重要でだった。

 だが今回はネットの世界で問題が提起され、ネットの世界だけで議論がなされ、ネットの世界で批判が集まり爆発し、ネットの圧力で東京都の姿勢が変わったのだ。そこには全くマスコミは存在しなかった。

 マスコミは暇空茜氏を無視すること、「報道しない自由」を使うことですり抜けたと思っているが実は大敗北をしたのだ。

 これを皮切りに多くの社会問題がネットの世界だけで動くことになりマスコミの存在意義が無くなることになる。

2023年4月12日