2年近く前の2021年秋に私は中国不動産バブルについて所見を述べた。
当時コロナ過だったが中国はまだ経済発展まっさかりだった。
多くのマスコミはアメリカの経済制裁も民主党のバイデン政権で甘いものになり、多くの日本企業も中国の利益が大きく撤退はできないと予想していた。
そんな状況で不動産デベロッパー恒大の経営危機でバブル崩壊のニュースが流れだしたが中国共産党は日本のバブル崩壊を研究しているので中国は同じ道を進むことはない、バブルは壊さないと多くの専門家と言われる人たちは意見していた。
私はその予想は間違っているとし、習近平主席は本気で中国不動産バブルを崩壊させて中国経済を破壊するとした。
末尾に過去のブログを記載しているのでぜひとも読んでいただきたい。予想は100%当たっている。
400兆円の損失となり世界経済に影響し中国経済は長期にわたって低迷するとした。損害の規模も提示したのだ。
また予想の中で習近平氏は「共同富裕」を目標にしていて最終的にこれは達成されるとした。
バブル崩壊によって中国国民の貧富の差は是正される。多くの中国人が不動産投資にのめり込む不健全な状態がなくなることになる。
繰り返し言うが私は中国共産党は21世紀最大の敵だと信じている。
だが敵国だ、気に食わない、敵が苦境に陥っているのを喜んでいると、現実が見えずに判断を誤ることになる。
私は習近平氏の「共同富裕」の目標のもとにバブルを崩壊させた政策は正しいと考えているし、唯一他に方法がないやり方だと考えている。
そして中国経済は数年から10年程度停滞するが、大戦争の破壊の後のようにバブル期と違って比較的平等な社会が待っていることになる。
その時中国の人口ピラミッドは老齢化が進んでいて、欧米の経済制裁の効果もあるので今までのような経済成長は見込めないだろう。
だがより平等になり不労所得に依存しない経済は経済成長を健全にプラスに向かわせる。バブル崩壊後10年後の中国を侮ってはいけない。
中国は軍事大国であり続けるのでアメリカと中国の対立はそれからが本当の勝負になる。
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