ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

マンションの管理組合 その2

 今日も朝9時から大規模修繕の作業員の声と音がしている。

 作業員の声はほとんどがミャンマー語ベトナム語あたりの言葉だ。彼らは作業のやりとりでは日本語を話している。

 今回4社を競合させたこともあり予算より10%ほど安くついたが、10年後の大規模修繕では彼らの給料も上がり資材も値上がりして予算が厳しくなるだろう。今から10年後の修繕を考えて行かないといけない。

 さて数年前神奈川県の駅近の区分マンションを賃貸目的で購入した。

 築35年と比較的古く15戸ほどの小さなマンションだ。

 このマンションは建設当初一人のオーナーがマンション一棟全体を所有していた。オーナーは15戸の内7戸を数年ごとに切り売りをしたようで今は元の8戸所有のオーナーと1戸所有の7オーナーがいる。

 そんな経緯があって管理組合がなかったが、数年前8戸所有のオーナー以外の7オーナーが相談して管理組合を立ち上げた。私は管理組合が出来た1,2年後にこのマンションを区分で購入した。

 月に一回の理事会では7,8割の出席でマンションに関することを議論している。修繕積立金が始まり今は十分とは言えないがそれなりの金額が積み立てられている。

 昨年もエレベーター取り換えの話になったが、みんながいろんな意見を出し業者を切り替え、主要な部品だけを交換することで半額で収まることとなった。

 理事会は市役所に頼んでコンサルタントを紹介してもらい、彼の司会指導のもと取り進めている。理事会中分からないことはコンサルタントが次の理事会までに調べて来てくれることが多く助かっている。

 住人がマンション管理の意識を持って理事会に参加するのは重要だ。

 この2年で共有地に放置されていたゴミがなくなり、共有廊下がきれいになり、エレベーターがリノベーションされ、ハトの巣が駆除され、ベランダの雨漏りが修繕され、玄関口の床がきれいになった。築35年で古いマンションだがすこしづつだが確実に蘇っている。

2023年10月5日