6月22日の東京カンテイ70平米中古マンション取引のレポートによると5月の東京6区(新宿、渋谷、千代田、港、中央、文京)は前月比0.3%、昨年同月比5.0%上昇で引き続き値上がりを続けている。
全国的にやや弱含み、あるいは横ばいの状況、大阪、名古屋の中心部はマイナスで東京6区の上昇は目立つ。
東京6区70平米中古マンションの平均取引価格は1億256万円(平均築年数26.3年)だ。新築ではなくそこそこ築年数の中古が1億円を超えている。新築は1億円を遥かに超えている。
数か月前東京のマンション値上がりに陰りが見えているとしたが、予想は外れた。
円安が進み海外資金が株式市場に流れ込んで日経平均は活況しているが、不動産市場にも流れ込むことになる。
まだ十分とは言えないが今年から長らく低迷していた日本の賃金も上昇しだした。
かようなことを考えるとさらに東京都心の不動産は値上がりが続くのだろう。
一昨日遊びが過ぎたのか、酒を久しぶりに続けて飲んだからか、目が痛くなって眼医者に行った。
ほんの50メートルほど離れた奥まったマンションの二階に眼科があった。私はここに引っ越して10年間眼科があることを知らなかった。
その一階には薬局もあったがそれも知らなかった。いままで100メートルほど離れた薬局に行っていたのだ。
関西にいる義母は大阪中心部まで30分の一戸建てが立派に並ぶいわゆるニュータウンに住んでいる。月に一回行く医者はタクシーで結構な金額を払って往復している。
医療を考えると歳を取ったら東京や地方大都市の中心部に住むべきだ。
東京は天候が日本で一番穏やかであるが、医療体制においても極めて便利だと思う。東京都心が値上がり続ける理由の一つだと思う。
景気が過熱する、あるいは物価上昇が5%を超える、などあって日銀が政策金利を上げるまで東京の不動産は上昇し続けるとみる。
2023年6月25日