ドラコの資産運用 織田俊夫

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イスラエルがハマスに敗北するこれだけの理由その7 軋轢!気が狂ったネタニアフ政府とまともなイスラエル軍

 今日のブログは全くの推測だ。だがたぶん当たっていると思う。

 イスラエル諜報機関モサドが10月7日ハマスの攻撃を察知できなかったことに対して油断があったとかハマスが巧妙にコミュニケーションしていたとか憶測されている。

 私はある程度分かっていたがモサドがネタニアフ首相に気軽に連絡を取る状態になかったのだと思っている。スパイの情報は不確かなものなはずで、ハマスの攻撃があると断言するのはなかなか難しい。

「首相、ハマスの攻撃があるかもしれません、確率はけっこう高いです、警戒レベルを上げるべきだと思いますが。」

「そうだな、無駄になるかもしれないが、警戒レベルを上げることにしよう。」

 こんな会話がされるべきだが、モサドとネタニアフ首相との間にこのような健全な会話がなかったのだ。

 10月7日ハマスのテロ攻撃を受けたネタニアフ首相は連立与党極右閣僚から進言を受けた。

「陸上攻撃でガザを占領しましょう!ハマスを抹殺するだけでなくこの機会にパレスチナ人をガザから追い払いましょう。総攻撃をかけるので避難せよと言ってまずはガザ西部にパレスチナ人を押し込めて東部を占領するのです。24時間後に進軍です!」

 ネタニアフ首相はこの意見を取り入れすぐにイスラエル軍に命じた。

 イスラエル軍のトップは答えた。

「無理です。ガザを占領するには準備が最低でも一か月は必要です。進軍すれば待ち受けたハマスから多大な損害を受けます。私は軍人なので反対はしませんが成功するとは思えません。」

 ネタニアフ首相はイスラエル軍のトップに今以下のように言っているのだろう、

「僕世界に向けてガザに進軍すると言ってしまったよ、今さら進軍しないなんてメンツが潰れるよ、だから進軍しろ、「進軍するスケジュールは決めた」と言ったから近々でいいからともかく進軍しろ。」

 ネタニアフ首相とモサドイスラエル軍との間に溝が出来ていると私は見ている。

 すでに10月7日以後イスラエルの攻撃でパレスチナ人はイスラエル人の数倍死者が出ている。十分報復はしたわけで人質さえ解放されれば停戦は可能だ。だが怒りに任せ極右閣僚に煽られてガザ侵攻を口にしてしまったのでネタニアフ首相は上げたこぶしが下げられないのだ。

2023年10月28日