東京カンテイの調査発表によれば7月東京6区(新宿、文京、渋谷、中央、港、千代田)の70平米中古マンション価格は前月比プラス1.8%で連続18ヶ月上昇だ。前年同月比18.6%上昇となっている。昨年1億円の大台に乗って驚いていたが、7月は1億2276万円になっている。
全国的に不動産はすでに下落している。東京、大阪、福岡でもほんの限られた都心以外は横ばいあるいは漸減となっている。
レッドオーシャン化あるい停滞する日本の不動産の中で東京6区の不動産だけが根上し続けている。
70平米という全国平均住宅面積からすれば決して広いとは言えない物件がしかも10年以上の中古で1億2千万円を超えているのだ。
正直バブルではないかと私は見ている。確かに東京都心は世界の他の大都市に比べて安全で便利だし円安でお買い得というのも分かるが、ちょっと行き過ぎかと思う。
公定金利引き上げによる株価下落や円、所謂植田ショックは7月末から8月にかけて生じたのでこの調査には影響は出ていない。
ドルは160円台から140円台になり、株価は一時今年最高値から1万円の暴落をした。金利も少ない幅ではあるが確実に0.15%上昇した。いずれも不動産価格にはマイナスの圧力となる。
今月8月東京6区の不動産価格にどのように影響が出るのか興味を持って見ているしだいだ。
2024年8月28日