先日ポストに中古マンションの広告が入っていた。新宿区内地下鉄駅から徒歩5分73平米3年中古のマンションが1億2880万円となっていた。他にも20年目の同じ広さのマンションが1億円を超えている。
昨年は高くても8,9千万円だったが今年になって1億円越えの中古マンションの広告が目立つ。
1億2千万円は本当に驚きだ、元本返済だけ考えても30年返済で4百万円になる。
11月21日東京カンテイの10月東京6区70平米中古マンション取引価格は10791万円で確かに1億円を超えている。
日本の都市部都道府県の東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、愛知で10月値上がりしているのは東京だけだった。
さらに都市中心部を見ると東京6区(千代田、新宿、中央、渋谷、港、文京)は前月比1.8%と好調だ。だが東京6区以外の東京、大阪、名古屋、などは横ばいまたは下落となっていて日本中で値上がりが明らかなのは東京6区のみとなった。
中国不動産バブルの崩壊で大量の資金が中国から入ってくることはなくなった。だが円安で日本の不動産は今海外投資家にとって割安に見える。限られた資金が東京6区に集中しているのだろう。
すでに東京6区以外が調整局面に入っているが、今後円金利上昇が始まり円安が終焉すると東京6区で不動産が下落しだすとみる。
おそらくそのケースでは景気回復局面で不動産上昇圧力になるが、私は下落圧力の方が大きいと予想している。
2023年11月24日