ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

嫌な奴とは仕事はしない、トランプ大統領

 二期目のトランプ大統領は嫌なやつとは仕事をしないというのを徹底している。

 閣僚任命ではトランプ氏の意向がよく分かっている人のみを指名している。前回の時と違って閣僚はよくトランプ氏の方針を素直に進めていくだろう。

 外交も気心の知れるであろう首脳とは面談するが嫌なやつとは会わないということを徹底している。

 ハンガリー、チリ、イタリア、などの反グローバリストの首脳とは会うがそうでないドイツ、フランス、日本の首脳には会わない。大統領に正式に就任するまでは各首脳には会わないと気に食わない相手には返事をする。一方で反グローバリストの仲間と言える首脳には会うばかりか私邸に食事を誘うと言うのがあからさまで面白い。

 トルドー首相はグローバリストでトランプ氏に嫌われているが会談を行った。それは就任早々トランプ氏はカナダに対して関税をかけるからだ。アメリカがカナダにケンカを売ることになるがトランプ氏としては一応相手に直接会ってから殴るという彼なりの流儀なのだ。

 トルドー首相との会談の後すぐさま「関税が嫌ならアメリカの52番目の州になればいい。」と痛快な皮肉を放っている。

 安倍元首相の妻明恵夫人を私邸の夕食会に招いたのに石破首相が会いたいなら会ってもいいと言いながら結局会談の日程を決めない。トランプ氏の露骨さがすごい。

 私も今は嫌な人や考えが通じ合えない人は遠ざけることにしている。仕事をするにしても遊ぶにしても時間の無駄でありストレスが溜まることになる。

 サラリーマン時代は我慢して行かないといけなかったが、自営業では仕事の相手を選択することができる。ましてや年金生活の老後まで嫌なやつと時間を共にする必要はない。

 トランプ氏はこれから日独仏英豪加に親トランプ、反グローバリスト、の政権ができるように圧力をかけて行くだろう。1,2年の内に概ねうまくいき世界は安定の方向に進むはずだ。

2025年1月8日