ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

あれだけ優秀なドイツ人はどうして破滅をくりかえすのか

 日本人がドイツ人は真面目で勤勉で優秀だと思っている。

 ドイツはメルセデスBMWなど高級車を製造し化学品製造については多くの特許を持ち医学や薬品の世界でも強い。概ね日本人が思っているドイツ人の優秀なイメージは正しい。

 だが彼らは壊滅的な失敗をする。

 第一次世界大戦で戦況が膠着状態であった時にドイツ海軍の兵隊たちはストライキを起こしそれが原因でドイツは敗戦国となる。

 当時のドイツの王制や政府に対する不満や兵隊たちの処遇などを考えれば致し方なかったのかもしれない。だがその結果ベルサイユ条約でドイツは二度と立ち上がれない条件を強いられる。

 ドイツ人が一丸となって戦っていたら連合国はドイツをとことん搾取することはできなかっただろう。

 第一次世界大戦後大不況となり社会の不幸の原因をユダヤ人だとして徹底的に迫害する。国外に追放するに留まらず計画的な大量虐殺を行ってしまう。良心のブレーキが利かずドイツ人の永遠に消し去れない汚点となった。

 無分別な勢いは周辺国にも向けられオーストラリア、チェコスロバキアポーランドだけでなくソ連にオランダ、ベルギー、フランスに攻め込みイギリス、アメリカを敵に回し、最終的に大敗する。

 これでドイツ人は反省したかと思ったら、第二次大戦後儲かればいいと中国共産党の人権弾圧は無視して中国にとことん投資をした。最近中国経済の頓挫でドイツは苦しんでいる。

 さらに自然環境保護だといって全面的な電気自動車への移行をを官民一体で始めたが結局挫折している、ロシアからの天然ガス輸入は何者かによって、おそらくアメリカによって、パイプラインを破壊されていしまった。さらに原子量発電も止めた。

 ユダヤ人虐殺で人種問題に敏感になったのか難民受け入れに極度に寛容になって多くの移民を受け入れたが融合は難しくドイツの大きな社会問題になっている。

 ドイツ人は優秀だが全体になると極端になり、ブレーキが利かなくなり、取り返しのつかないところまで暴走する。

 一人一人を見れば優秀なドイツ人はドイツ全体になると極めてナイーブになる。

 

ナイーブ:辞書では純粋で未熟、口語では純粋でバカという意味で使われることが多い、普通誉め言葉ではない。

2024年4月12日

 

 

 

 

 

 

 

60歳を超えての体作り、筋トレよりストレッチ

 60歳を超えてジムで筋トレするのはやめるべきだ。金と時間の無駄だしケガをする。

 最近チョコザップやAnytimeが気軽にできて廉価だということで流行っている。

 だがそれ以上に手軽で安い方法がある。

 自宅でのストレッチだ。

 道具は何も使わなくていい、必要と思うならマットがあれば十分だ。自宅にねころがるだけのスペースがあればできる。とくに器具を買う必要はない、買うにしてもマットだけで十分だ。

 そもそも器具を使って重い物を持ち上げるような筋肉は60歳を越えなくても普段必要ない。よほどヘビーなスポーツをするか肉体労働をしない限り筋肉ビンビンの体は必要ない。腹を筋肉で6つに割りたいとか二の腕に力こぶをつけたいとか思うのは望まなくていいことだ。

 ストレッチは自宅でともかく気軽にできる。重い物を上げたりしなくていいので精神的に楽だ。ユーチューブを見ながら気楽にできる。

 いつでもできるから寝る前や起きてすぐにできるし、ジムのように雨が降っているから辞めようなんてことはない。

 ジムの筋トレはケガをすることが多い。コーチが付きっ切りではないのが普通だしついつい重い物を持ち上げたりして筋肉関節骨を痛めてしまう。ストレッチは負荷が軽いのでケガのリスクは少ない。

 ジムの危惧で鍛えらえる筋肉の数が限られているのに比べてストレッチはあらゆる筋肉をバランスよく鍛えることができる。

 そして一番大きいのはどんな廉価なスポーツジムでも有料だが、ストレッチはやりたいストレッチをネットで探せばただでできることだ。

 今チョコザップやANYTIMEは、既存のジムに対して容易にできて安いことを売り物にして好調だが、今後ストレッチの理解が進むにつれて頭打ちになると私は予想している。

2024年3月11日

 

暴走を続けるイスラエル その2

 イスラエルの暴走が止まらない。

 イスラエルはシリア在のイラン大使館をミサイル攻撃をしイラン革命防衛隊の重要人物を暗殺した。世界のメディアは一斉にイスラエルの仕業だ報道し、イスラエルは明確なことは言っていないが否定もしていない。

 大使館は治外法権なので国際法上イラン領土を攻撃したことになる。またミサイルはシリアの上空を飛んだので領土侵犯したことになる。いずれも主権侵害だ。

 イラン政府はイスラエルに対して報復を明言したが、1週間近くが経つがまだイランは反撃を行っていない。

 イスラエルは明らかにイランを挑発している。

 イラクフセイン大統領が処刑され、リビアカダフィーが殺された今イスラエルの敵はアサド政権のシリアとイランになる。

 イランは核開発を進めており、このままいけばイランは核兵器を所有することができるようになる、あるいはすでに核兵器を所有しているかもしれない。

 イスラエルが今のうちにイランに戦争を仕掛けて核開発施設に爆撃を加えて破壊してしまいたいに違いない。

 イスラエル空軍基地からさっさとイランに向けて攻撃機を出せばいいのだが、イラン大使館を攻撃してワンステップした理由が私には分からない。

 突然イランの核施設を空爆するよりイランにイスラエルに報復の攻撃をかけさせ、その報復でイスラエルが変激をし戦闘をエスカレートさせそのうちに核施設を爆撃するという考えなのかもしれない。

 ともかくイスラエルは宿敵イランとも本格的に戦争を始めるつもりらしい。

 暴走するネタニヤフ政権を止めることができるのはイスラエル国民だ。だが先日のブログで述べたように多くのイスラエル人は右傾化しイスラエル軍の虐殺を繰り返すガザ侵攻を支持している。

 残された可能性は海外にいる特にアメリカにいるユダヤ人がイスラエルを止めることだ。良肢位あるユダヤ人の行動に中東の平和がかかっている。

2024年4月10日

 

 

 

着実に漸進するロシア

 ロシアはミサイル攻撃によってウクライナの発電施設が攻撃され発電能力の8割を失ったと報道されている。

 ロシアは着実にウクライナにボディーブローを打ち続けていて確実にウクライナのスタミナを減少させている。ウクライナとロシアの情報を総合すると地上作戦においてもウクライナ軍が守勢でロシア軍が斬進している。

 優勢となったロシアが2024年夏の間にどのような軍事展開をするかについて私はアメリカの大統領選挙の状況をプーチンが見ながら大規模な攻勢はかけずに少しずつ前進すると予想した。今のところその通りとなっている。

 さすがに今はウクライナが優勢だとする専門家はいなくなったが、いまだにウクライナは数か月後に反転攻勢に出ると言っている目が曇っている人たちがいる。戦況は完全にロシア有利になっているばかりか総攻撃をかけてウクライナ軍の総崩れさせるかどうかという選択権をロシア側が持っていると見るべきだ。

 経済的にも軍事的にも有利なロシアにとって戦争継続はなんら問題ない。むしろ停戦はウクライナとそれを支援するNATOに立て直しの時間的余裕を与えることになる。停戦が成立してウクライナで選挙が行われればロシア系住民多数の5州を除いて選挙を行うと親西側が勝利することになってしまいロシアにとって都合が悪い。だからロシアは戦争継続は何ら問題なくむしろ継続しようとするだろう。

 いずれにせよウクライナNATOアメリカの敗北は決定的となった。

 ウクライナが負けると中国が台湾を併合し沖縄に攻め込んでくると専門家たちは言っていたが、今まさにその状況になっていると認識しなくてはいけない。

 ロシアに負けた以上アメリカが中国に勝てる保障はない。ウクライナの支援を途中で実質やめてしまったアメリカが日米同盟があるからと言って日本を最後まで支援するとは限らない。ロシアの核の恫喝にウクライナはなんら対策できずアメリカは核で応戦すると言わなかった。同じようには中国や北朝鮮の核の恫喝に日本はなすすべもないだろう、そしてアメリカは核で応戦するとは言わないだろう。

 日本はウクライナ敗北を速やかに受け入れるべきだ。ウクライナ敗北を顧みて日本の核武装を含めた軍事外交を考えるべきだ。

2024年4月9日

 

 

 

同窓会は辛い 続きその5

 だいぶん時間がかかったが同窓会招待の回答方法が分かった。

 まず招待状は基本的に無視する。葉書を書いたりメールを返信する時間がもったいない。

 それでも出欠の回答を求めてきたら、「欠席」だけに丸をして「所要あり欠席いたします。」と近況欄に書くことした。

 同窓会に行きたくないのに同窓会に出席する人たちがどう自分を思うかと考え自分の近況を説明しないといけないと思っていたのが間違いだった。

 若い間であれば同窓会で再開した女性と恋愛が始まるなどという事があるかもしれないが、いい歳をしてそんなことはない。同窓会で久しぶりに会って自分の話をしたとしても相手は本当は興味がなくて覚えていないだろう。場合によっては自慢と思わ妬まれるだけだ。

 前回「仕事は順調、趣味の世界に生きてる」と書くと述べたがこれも書かない方が良い。仕事が順調じゃない人もいるし、まだまだ仕事がしたくて辞めたくないのに定年になった人もいる、やることのない趣味なしで時間を持て余している人もいるだろう。かような近況報告も不必要な敵を作るだけになる。

 そもそも最近の流行で言えば「近況」など個人情報であり、何十年も会わなかった人たちに公開されてはいけない。

 出欠の返事をしない、したとしても所用があるから欠席と書けばいいだけのことだった。悩んで大分時間を費やした。

 おそらく自分がよく思われたいと思っていたからだろう。他人の目が気にならないほうだと思っていたが同窓会については違っていたのだ。そんな見栄っ張りの気持ちを捨てれば無駄な時間を使わずに済むし平和に自分のやりたいことに専念できることにようやくがついた。

2024年4月8日

 

 

四面楚歌のイスラエルと日本、一つだけ違いがある

 東アジアの地図を広げると日本が孤立していることが嫌でも分かる。

 北はロシア、北方四島問題は未解決で安倍首相からの歩み寄りをプーチン大統領ははぐらかし続けていた。ウクライナに侵攻したロシアはさらなる日本の脅威となった。

 西は中国、尖閣列島の領有を主張し急速な軍事拡大を行っている

 同じように中近東におけるイスラエルは地理的に孤立している。イスラエルユダヤ国家だが周りはすべてアラブ諸国だ。

 日本もイスラエルも周りは敵ばかりだ。だが日本とイスラエルはともに孤立しているが唯一違うところがある。

 それは核兵器を持っているかいないかということではない。イスラエル核兵器を持っているが日本は広島長崎の被爆国民感情から核兵器を持つことができない。

 だが実際には在日米軍核兵器を持っていて日本は米国の核の傘の下にある。日米安全保障条約があるかぎり直接は核はもっていないが核の抑止力を日本が持っているのはイスラエルと同じだ。

 唯一の違いはイスラエルは国民全員がアラブ諸国に対して場合によっては前面敵対することを覚悟しているという点だ。

 日本は中国、北朝鮮共産主義という体制の違う国だということを今一度国民全員が認識すべきだ。もちろんビジネスはあっても構わないがそのような危ない相手と仕事をしていることを認識すべきで最後の最後は袂を分ける覚悟をもつべきなのだ。韓国にしてもすでに日本人の多くが理解したように価値観の違う国である。

 我々日本はイスラエルのように隣国と価値観が全く違うことを国民全員が再度認識すべき時期に来ているのだと考える。

2024年4月7日 

 

中国の致命的欠陥「かっこよくない」

 中国の致命的欠陥は「カッコよくない」ことだ。

 プロポーズする男性が選ぶのはフレンチレストランだ。イタリアンや日本料理であっても中華料理ではない。

 憧れの車はドイツ車が多く超高級車になるとイタリア車やイギリス車だ。売れてるからと言って中国製の電気自動車を喜んで買う日本人はいない。

 スーツもいいのは日本職人の仕立てか欧州製のものだ。だれも人民服を着て仕事場に行かない。六本木や銀座を歩いている若者が着ている服を「これ中国製」と言って自慢することはない。

 欧米の作家や研究者の翻訳本は多く出版されているが中国人作家の本が紀伊國屋書店に横積みされているのことはない。

 一部中国映画が日本で観ることができるが、映画の半分以上は漫画を含めた日本製で後はハリウッドなどのアメリカ、フランス、韓国映画が多い。

 ハワイ、カリフォルニア、ニューヨーク、オーストラリア、パリ、イタリア、バンコク、ブラジル、などの街や国に、住んでみたいと言う日本人はいるが、好んで仕事以外の理由で中国に住みたいと言う人は私の周りにはいない。

 中国は卓球で世界一だ。しかし殆どの日本のこどもは野球やサッカーに憧れる。子どもにとって卓球はそれほどかっこよくないのだ。大人たちも毎朝大リーグで活躍する大谷選手のニュースを見るが中国の卓球選手を見ることはない。

 かつて中国に日本は遣隋使、遣唐使を覇権して律令制度、都市計画、陶芸、通貨、火薬、茶、文字、仏教、論語などの思想、などを取り入れた。

 輝いていた中国の文化は主に日本に受け継がれ継承された。だが元の中国では度重なる飢饉、破壊、王朝の入れ替わり、共産革命で消滅した。

 クールな過去とダサい今とのギャップが大きい。

 中国が本気で世界の覇権を狙うなら経済と軍事で威勢を張っても「かっこいい」ものを作り出さない限り無理だと考える。

2024年4月6日