ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

アメリカ大統領選挙、中国封じ込め政策が続くか

 アメリカの最近の世論調査ではバイデン氏が現職トランプ氏をリードしている。

 トランプ氏にとってみれば景気回復、強硬イラン政策、メキシコとの間に壁を作る、などなど公約をしっかりやってきたのに支持率が上がらないというのは本当にやるせないだろう。

 そしてほぼすべてのマスコミが反トランプであることがその原因であることを考えるとマスコミがさらに憎くなっているに違いない。

 新型コロナウイルスの状況、それに影響される景気の落ち込み、黒人暴動問題、などが続けば本当にトランプ氏の再選はないことになって、なんと民主党のバイデン氏が大統領になることになる。

 日本はアメリカの民主党政権とは歴史的にあまりいい関係ではない。第二次世界大戦ルーズベルト、日米貿易戦争はカーター、日本無視中国重視のクリントンオバマ、すべて民主党政権だ。

 バイデン氏が大統領になってトランプ氏が始めた中国封じ込め政策を続けるかどうかが日本にとって最大の関心事となる。はっきり言って他の問題は些細なものでしかない。今の日本の外交において最大の問題は中国の覇権をいかに抑えるかであって、そのためにはアメリカの強力な中国封じ込め政策が必要だ。

 中国封じ込めはアメリカ上下両院で民主党も含めた前議員が賛成をしている。バイデン氏が大統領になっても中国封じ込めは続くはずなのだが、本当にそうなるのだろうか。

 オバマ政権で副大統領という立場にいてグローバリズムを進めて中国を今の怪物にしてしまった人が突然手のひらを返して中国を叩き潰すようなことができるのか私はとても不安を持っている。

2020年6月30日