安倍首相は本当に運の強い人だ。
第一次安倍内閣は安倍首相ご本人の健康問題で途絶えたが、ちょうどこのころ運よく良薬も出て来て健康を回復した。民主党政権が悪化していた日本の経済をダメ出しした時第二次安倍政権が誕生した。
波乱万丈ではあるものの安倍首相には大きな運がついていると言っていい。
だが安倍首相は4つの大失策をしている。
かつてのブログ(2月24日、3月3日)で指摘したように①外国人労働者受け入れ、②消費税増税、③不十分な新型肺炎対応、④習近平主席国賓招待、の四つだ。
安倍首相はこの失策についても運がいい。①外国人労働者受け入れは新型コロナウイルスで実質受け入れることが出来なくなってしまった。
③不十分は新型コロナウイルス対応も国民の衛生観念が高かったことや病院システムが堅固であったことから、幸いにも死亡者は毎月減っておりコントロール可能な状況になってきた。
④習近平主席国賓招待も習近平主席自身がやらかした香港民主化を潰すための治安法に対しアメリカをはじめとして世界からの猛烈な反発で、さすがの自由民主党の二階幹事長を筆頭とする親中派も静かになり、いまのところ「延期」ということになっている。
この三つの失策はいずれもたまたま覆い隠された。本当に安倍首相は運の強い人だ。
最後に残ったのは③消費税増税の失策だ。
今の不況は新型コロナウイルスが原因のように思われているが、日本は新型コロナウイルスが万円する昨年末2019年第4四半期(10月~12月)、消費税増税10月1日の影響がもろにでてマイナス7%の経済成長となっていた。つまり不況はコロナウイルスだけでなく消費税増税で一気に落ち込んでいたのだ。
GOTOキャンペーンなどという一部も業界にお金が回るような施策ではなく、国民全体にお金が回る消費税減税を今すぐやるべきだ。
安倍首相は運が良くて4大失策のうち3つを自分の努力無くして解決したのだから、せめて最後の失敗である消費税増税は安倍首相自らの指導で撤回すべきではないか。ひとつぐらいご自分でやるべきだ、運だけで総理大臣を終えてはいけない。
2020年7月30日