ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

テレビ朝日が一番知られたくないこと

 10月21日日刊スポーツによるとテレビ朝日は、月曜から木曜日までの番組終了間際に、通常2分ほど放送する「視聴者からの質問にお答えするコーナー」で、今年3月以降、事前に番組側が用意していた質問が、視聴者からの質問として放送された事例が見つかった、ことを報道している。

 テレ朝はオリンピック打ち上げカラオケ店転落事故、イヤホン窃盗事件、と社員のだらしない事件が続いてきたが、今回は報道姿勢そのものの大問題だ。

 質問の約2割が視聴者の物から出はなく勝手に作られていたとの説明。

 この点についてすごく違和感を感じる。

 2割ということは分母と分子があるはず。つまり今年3月から今まで読者の質問がいくつあって、そのうち勝手に捏造した質問はいくつあったのかはっきりしていない。

 また真実でないことを報道したのであれば訂正が必要だ。2割と言うことは数えられたということだからどれが不正の質問であったかは分かっているはずだ。その質問をすべて公開するのは報道者の義務なはずだ。

 今年3月から2分ほどの時間で放送した質問は数が知れている。まともな質問と偽造された質問はぜんぶで100にもならない、公開に手間がかかるものではない。

 公開できないのは2割ではなく、本当は質問のすべてが捏造されたからではないか、すべての質問が捏造されたというと世間は許してくれないから2割と言ってしまったのではないか、と言われてもしょうがない。

 捏造された質問がかなり偏ったものである可能性もある。

 かつて椿事件であったようにテレビ朝日は経営者自身が反自民党であるし、コロナに至っては国民の危機意識を煽り続けていた。そんな質問を捏造していたのではないか。

 テレビ朝日はこのような疑念を持たれてもしょうがない状況にある。

 追加になるが担当のチーフディレクターはほかにも番組をつくっていたはずだ、また同じような捏造を他の社員が行っていたことも十分考えられる。テレビ朝日のやったことは視聴者からの意見コーナーの2割でない可能性は大きいと考えるのが普通だ。

 ウソの質問は訂正する義務がある、テレビ朝日は捏造されていない質問と捏造された質問をすべて公開すべきだ。

 

2021年10月30日