たまたま飲み屋でNHKの鶴瓶の家族に乾杯の見ていた。沖縄追悼式典で小学校2年生の徳元穂菜さん(7)が「平和の詩」を読んだのだがその学校と家族に鶴瓶が訪問するという話だった。
朝の連ドラは沖縄と東京が舞台だが、これも8月に入って沖縄戦の話になっているらしい。
8月6日広島原爆投下、8月9日長崎原爆投下、8月15日終戦記念日、とNHKは戦争番組が続くことになる。
どうして日本は戦争をせざるを得なかったのか。ルーズベルトの心の底、そして世界の中で日本人は偏見と差別を受けていなかったのか。
なぜ日本だけが原子爆弾を落とされたのか。神風攻撃を日本の若者はなぜやったのか。なぜ東京をはじめとする各都市で民間人を目標とする無差別爆撃が行われたのか。
ソ連の参戦とシベリア抑留は国際法違反ではないのか。マスコミは戦争をどのように報道していたのか。
そんな疑問に答えてくれるNHKの番組はほぼない 頭を使って丁寧に作った戦争番組をNHKは放送していない。
そのほかの時間は暑い中行われる高校野球中継だ。
高校野球は朝日新聞が主催をしているのだから放送は任しておけばいい。国民から視聴料を取っているNHKがさらに放送する必要はない。
NHKの職員たちは一部だけが出社して毎年決まった内容を少々替えた戦争反省番組と高校野球中継番組を放送して、おそらく職員はほとんどは夏休みを取っているのだ。サービス業であるはずの放送局が国民が休んでいる時に休んでいる。
このつけは必ず来るだろう。
今時インターネットが普及しいろんな情報を持ち、しかも保守化している若者たちが戦争懺悔の番組を観るとは思えない。
そして高齢者たちもお盆休みに帰省する若者に教えられて暗い番組の続くNHKからインターネットに移行し夏ごとにNHKの視聴率は下がっていくことになる。
それにしても7歳のこどもにやらせるのはやり過ぎだろう。私が7歳の時戦争博物館に行ったら夜眠れなかったにちがいない。戦争博物館に行くのもみんなの前で詩を読むのもせめて小学校高学年、あるいは中学生ぐらいになってからでいいのではないかと私は思う。
反戦は宗教ではない、国民の思いであり国家の方針だ。
物事の判断がまだできないより小さなこどもに教育するよりも、戦争を客観的に分析して議論して若者に接する方が反戦に導くことができると思う。
洗脳よりも理論だ。
2022年8月5日