ドラコの資産運用 織田俊夫

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自民党リベラル堕落が自民党不調の原因

 自民党リベラル堕落が自民党不調の原因だ。

 本来ならば政権担当能力がないと国民に見なされている立憲民主党共産党は簡単に消滅してしかるべきなのに、これら野党は選挙でそれなりの議席をもって自民党単独過半数を脅かしている。

 これはひとえに自民党リベラル派の堕落が原因と言っていい。

 一昔前自民党リベラルはしっかりしていた。

 競争力のない農業を保護するという全く持って社会主義的な政策を戦後長らく続けてきた。

 最近になってこともあろうか弱小であった日本の農家が品質面で世界で評価されて農産物を輸出している。これは自民党リベラルの典型的な戦後農業政策でその成功だ。

 戦後健康保険や年金など先進国の中でも良くできたシステムを作り上げたのは、官僚主導ということもあるが、自民党、特にそのリベラル派が推し進めたものだ。

 だが最近自民党リベラルと言えば中国に媚びている人たちをさす。

 二階氏をはじめとして独裁、弾圧、民族浄化、ジェノサイド、と悪名高き中国共産党を非難しないばかりかおもねった政策を続けている。今彼らを自民党リベラルあるいはハト派と呼ぶようになっている。

 つまり自民党リベラル=媚中派となっているのだ。

 資本主義の中で弱い人たちを支えてきた本当の自民党リベラルはどこにいってしまったのか。情けない限りだ。

 幼稚園保育園の待機児童問題は結局「保守」と呼ばれる安倍政権で改善された。自民党リベラルは待機児童には興味がなく声を上げたわけでもなかったのだ。

 経済的社会的弱者に耳を傾けなくなった自民党リベラルの罪は重い。

 社会的弱者や少数派は本来ならば自民党リベラルを支持すれば与党だから政策に反映されるはずだ。だが立憲民主党共産党の甘いささやきに誘われている。そしてやむなく日米安全保障条約をないがしろにする危険な政党を支持しているのだ。

 自民党が万が一今度の選挙で凋落するとすればその原因は庶民の声に耳を傾けず、中国に阿る自民党リベラルの堕落であると考える。

 

2021年10月29日