日本人よ、帰国できないからと言って文句を言うな。
などと言うと海外に行く人達や海外に住んでいる人たちから猛反発を受けそうだが、かくいう私は海外に3度駐在し、日本にいるときも海外出張を平均して年に7,8回は行っていた。
また海外に住む日本人の友人も多い。彼らはコロナ発生後基本的に帰国していない。生活の拠点が海外にあるので、もし住んでいる国の規制が突然厳しくなると住んでいる国に帰れなくなるからだ。
今時海外に出張する場合は帰国できないことを覚悟していくべきだ。突然日本政府が入国規制をして帰国できなくなったとしても日本政府を恨んではいけない。それを自分のリスクとして対処すべきだ。
そもそも今時海外にどうしても行かないといけないような仕事はないはずだ。インターネットで会議はできる。また物流では航空便で何か送っても2,3日で現地に到着する。
オミクロン株は弱毒化していて日本政府の新たな入国規制はやり過ぎとの意見もある。私もオミクロン株は弱毒化していてより普通の風邪に近づいていると考えている。しかし、それは推測の域であり、もしかすると強毒化している可能性はゼロではない。
そんな状況で岸田政権が一気に入国規制を強化したのは正しい。緊急規制を行うにあたって日本人が影響があるが、それは甘んじて受けなくてはいけない。
先のブログで書いたように日本の毎日の感染者を120人とすると、人口1億2000万人だから0.0001%だ。一方9,10月はおよそ毎日1000人の入国者で5人の感染者が出ているので0.5%だ。入国者は5万倍の感染率ということになる。
かような高い感染リスクを冒してまで海外に行くのは日本に迷惑をかけると考えて不要不急以外は海外に行くべきでない。
2021年12月6日