ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

林外務大臣はすでにオリンピックに「行きます」と言っているのでは。

 林外務大臣が訪中を要請されていると民放テレビで言ったが、中国側がそれだけを電話会議で言っていたとは思えない。

 「オリンピックに来てください、その際あるいは前後に外務大臣会談をすることにしましょう」という提案があったと言うのは容易に想像できる。

 そして林外務大臣が前向きな回答をしたことも間違いないだろう。

 もしかすると「行きますので、調整いたします」ぐらいのことは言ってしまっているかもしれない。

 岸田首相も北京オリンピックに自分自身が行かなくても外務大臣が行けばいいと甘くぐ考えていたように見える。

 まったくもって外交能力ゼロ、媚中派と批判されてもしょうがない。

 今頃、安倍氏から岸田首相も林外務大臣も大目玉を食らっているにちがいない。

 二人は現役の首相と外務大臣だから単なる議員となった安倍首相に言われる筋合いのものではないと腹の底でおもっているかもしれない。だが、万が一岸田首相が外交ボイコットをしない場合自民党支持の保守層の支持は確実になくなる。

 2021年10月衆議院議員自民党がわずかの議席数減少で済んだのは、立憲・共産党の自滅が大きかった。だが総裁選での保守の高市候補が自民党保守政党であることを示し、保守層が積極的に支持したからだ。

 今回岸田首相が明確に北京オリンピックを政治ボイコットしない場合、保守層は間違いなく岸田首相を支持しなくなるだろう。参議院選挙で「お灸をすえる」行動に出るものと思う。参議院選挙で自民党が負けても衆議院自民党過半数だから立憲・共産党政権ができる訳でない。お灸をすえられることは間違いない。

 そしてそれだけでは済まないだろう、日米関係は民主党鳩山政権当時以上に悪化することも間違いない。

2021年12月7日