今世界ではミャンマー投資は非難されるが、中国投資は非難されないと言うダブルスタンダードがまかり通っている。
毎年一回証券会社に行ってその年の株式、債券、投資信託をどのようにするかを決める。私が動かすのは年に1,2回でそのあとはほとんど証券会社と連絡を取らないし、株式、債券、投資信託がどのような価格になっているかも見ていないと言っていいだろう。
そんな年に一回の証券会社の面談が今日だった。
アメリカの金利が上昇するので米国債は下落する、だから米国債を今のうちに売って米国株式に変更しておいた方がいいのではないかとアドバイスを受けた。全くその通りなのだ。
では売ったあとどこに投資するかだが、証券会社らしく手数料が取れる米国株式投信などのアクティブ(プロがあれこれ考えて投資する)信託を勧めてきた。
やんわりと断って、ミャンマーの投資信託はないのかときいたらないらしい。今ミャンマーに投資しようと思っているがどうだろうと10人に聞いたら10人がやめておけと言うだろう。だがミャンマー人はベトナム人、タイ人のように真面目だししっかり働く人たちだ。底力があるといっていい。
昔のブログでみんなが見放し、かつ底力のある投資先がいい、と買いたがミャンマーはまさにそんな市場だ。
だが私がミャンマーに投資すると言ったら軍事政権国家に投資するのかと非難されるのではないだろうか。確かに今ミャンマーに投資すれば間接的に軍事政権を助けたことになるだろう。
証券会社にミャンマー投信がないのはそれが理由かもしれない。
一方で世界各国はウイグルでジェノサイドを行い、香港の言論を弾圧し、チベット・モンゴルの強制同化政策をしている中国に投資することは認めているのだ。
ミャンマー投資は非難され、中国投資は非難されない。世界は投資においてもまったくダブルスタンダードになっている。
2021年12月8日