ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

戦争を二度としないために、NHKは大事なことを教えていない。

 NHKの番組を見ていると結論は「戦争は二度と繰り返してはいけない」にたどり着く。

 悪いことではない、何百万人の人が亡くなった戦争を二度と繰り返してはいけないことは当たり前の話だ。だが教条主義的というかそれさえ唱えていれば戦争は避けられると思っているようにえる。

 当たり前の大事なことをNHKは教えていない。

 日本が戦争に最終的に突入したのは絶対勝ち目のない大国アメリカを敵に回したことだ。これは日本の外交にとって致命的な失敗だった。

 日本は代わりにドイツと組んでしまった。日本が太平洋戦争に突入する前の2年間ドイツはイギリス、フランス、ソ連に対してすでに戦争を始めており破竹の勢いで勝っていた。だからドイツと組んでもたぶん大丈夫と思ったのだろう。

 弱い相手と組むと戦争に負け、負ける時は東京を始めとする日本各地の空襲、広島長崎の原子爆弾のように民間人大量虐殺を受けることになってしまう。負けることは本当に無残なことだ。

 もう一つ大事なことは日本がいかに外交でうまく立ち回ったとしてもその当時あった日本蔑視からはおそらく逃れられなかったことだ。

 日本を除くすべての先進国は白人国家であった時代に有色人種の日本が台頭することはどの先進国にとっても許しがたいことで会ったことには間違いない。

 戦争を避けるにはまずこの人種国民の差別意識を世界から取り除くとともに一方で虐げられた人たちが暴走しないようにしないといけない。

 そして何より大事なのは万が一戦争になったことを考えて負け組と組むことは二度とやってはいけないのだ。

 

2020年8月21日