ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

「ストーリーオブマイワイフ」を観てきた。

 「ストーリーオブマイワイフ」を観てきた。

 1920年代のマルタ島、パリ、ハンブルグを舞台に実直で有能なオランダ人船長と若い小悪魔的なフランス女性との物語だ。

 実直な男性が社交的で開放的な女性を妻にして惑わされるのだが、多くの男性にとってどこかで経験した記憶があるのではないだろうか。

 この映画間違いなく男性目線での描いていると思う。

 例えばオランダ人船長はいつまでも別れた相手を想っているのだが、これは女性ではなく男性の性癖だ。結婚相談所のユーチューバーが言っていたのを聞いたことがある。

 しかも最後に大事な株券を取り戻したり、その女性が死んでしまったりするのは振り回された女性への復讐を作家は書かなけらばならなかったのだろう。

 一般的に自由な女に惚れこんだら散々振り回され金をむしり取られ仕返しをすることなく終わるはずだ。むしろ真面目な男は騙されたことすら気がついていない。

 少々話を落としてしまうが、タイにいたころ多くの妻子ある50歳台の日本人男性が単身赴任でタイに駐在になりカラオケ屋のタイ人女性に入れ込んでいた。

 常々タイ人女性と付き合ってもいいけども駐在期間が終わったら関係を切って日本に帰ってくださいと忠告していた。しかしほとんどの場合タイ人女性の罠にかかっていた。

 少々色は黒いが目が大きくてエキゾチックな20代の女性にいままであまりもてなかった日本人男性は簡単に落ちてしまう。

 最初は彼女が田舎に帰るバス代を出してやる、次に50CCのバイクを買ってやる、車を買ってやる、最後に二人の共同の不動産だと言って家を買ってやる、となる。

 タイでは車と家は外国人名義にできないので彼女の名義だ。そして買ってやって家に時折弟と称する男が出入りすることになる。

 「彼女は金が目的ではないんです、本当の愛なんです。」という趣旨の話を真顔で妻子ある50歳代の男性から何度か聞いたことがある。

 そんなお話を1920年代の平和な時代背景、日本の大正ロマンのおしゃれなイメージ、マルタ、パリ、ハンブルグと国際的な美しい街で、レア・セドゥーの魅惑満載で見せてくれる。

 世の男性は3時間近くの物語の間反省しながら見るのがいいのかもしれない。

2022年8月16日