ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

春のウクライナ反転攻勢はなかったという事実を専門家は反省すべきだ。

 西側のメディアは盛んに春にウクライナの反転攻勢があると繰り返し報道してきた。

 だがもう明日で春が終わりその期待された反転攻勢は西側のメディアでも確認されなかった。そして西側メディアは6月以後に反転攻勢が延びたとしている。

 欧州諸国が最新鋭の戦車、ミサイル、戦闘機を供与する、一方でロシア側は損害が増えておりロシア兵の士気も低い、だから春の間にロシア軍の敗退が始まるとしていた。

 しかしロシアは戦闘の要衝であるバフムートを完全制圧したと宣言した。ジレンスキー大統領も西側メディアはウクライナ軍はまだ撤退していないとしているが、街の99%をロシア軍に占領されていることは否定できていない。

 さらにG7サミット期間中記者からバフムートは占領されたのかと言うジレンスキー大統領への問いに対して「バフムートは完全に破壊された、バフムートは我々の心の中にある。」と間接的な言葉でバフムートの事実上の敗北を認めた。

 ここまでの事実を西側のマスメディア、日本のマスメディア、そして連日ワイドショーに出ている専門家と呼ばれる人たち、は予測が外れたことを認め反省すべきだ。

 2023年2月24日このブログではウクライナ戦争の予想をし、その後何度か状況の確認を行っている。

ウクライナは負ける(奪われた5州を取り戻せない)

ウクライナアメリカは奇策に出る可能性がある、

③2025年米国大統領が共和党に代わるまで戦争は続く、

④可能性は小さいが予想に反してウクライナの不利が決定して停戦になる。

 バフムートがロシア側に落ちた以上①ウクライナは負ける、が現実となった。

 これからウクライナアメリカは反撃攻勢を今一度計画するだろう。だが西側の武器援助があってもウクライナ軍の反転攻勢はないと私は見ている。あるいは反戦攻勢はあったとしても限られていると見る。

2023年5月30日