太陽光発電には「流動性」と「出口」がないのでやめておいた方がいい。
太陽光発電の営業マンの口車に載せられないように、まずこの二点をしっかり抑えておくべきだ。
この二点をまともに考えたら太陽光発電などバカらしくてやってられない、100%やってはいけない投資先だ。
不動産屋や株式投資をやっている先輩方がいるが太陽光発電をしているのは田舎の土地を相続した一人だけだ。
みんな手間かかる割に儲からないはずだからやらないと言っている。
総資産5億円~50億円の中程度の金持ちが言っているのだから本当だろう。
ネットの情報を見ると良心的な太陽光発電アドンバイザーが太陽光発電の素人が忘れがちなコストやリスクについて解説をしている。最近は特に廃棄費用について問題となってきている。
もちろんこれらを参考にすべきだが、太陽光発電に「流動性」と「出口」がないことを説明しているものは少ない。
例えば300万円の太陽光発電設備を考えてみよう。
まずは「流動性」だ。
現金が必要な時に屋根の太陽光設備を取り外して売却することは不可能だ。現金にいつでもできるという「流動性」は全くない。
野建ての太陽光発電設備の場合まだ中古で売却することはできるが、不動産ほどの流動性はない。最初の5年以内ならば買手もいるだろうが、5年以上の中古の場合買い手がつくかはあやしい。
不動産と比べてどちらが中古売却しやすいかと言うのは比較が難しい。しかし買い手の立場になれば太陽光発電は設備そのものの能力を査定しなくてはいけないが、不動産は機械ではないので場所と築年数でおよそ査定できるので買いやすい。
太陽光発電の場合業者に300万円を支払った段階で現金は手元からなくなる。その後15年前後を掛けて毎年少しづつ回収することになる。
毎月発電量と売電金額を気にしながら300万円の現金の回収、マイナスの状況を15年間も続けないといけないのだ。
楽しくない15年間を過ごさないといけない。
同じ300万円でも株式であれば昨日のブログで述べたように証券会社に連絡をすればその場で売却することができる。
株式投資は値上がりを楽しみながら(下がる時もあるが)いつでも現金化できる安心感と毎年配当金がもらえる楽しみが15年間ある。
明日は「出口」について考えてみる。
2022年1月6日