底値で投資することができたら間違いなく大金持ちになれる。
日経平均は2009年1月7000円を一時的に切っていた。この時に日経225を購入していれば今は4倍前後になっている。
東京6区内のの中古マンションは東京カンテイのデータによると2012年に底値を付けた。その後値上がりは続き今は2012年に比べて2022年12月は84%の値上がりとなっている。5000万円のマンションが10年で9000万円を超えているのだ。2012年にマンションを買った人はさぞかし静かにほくそ笑んでいることだろう。
だが株式や不動産を簡単に底値で購入することはできない。ほんのほんの少数の運のいい人がいる。だがそんな人たちもたまたま運が良かっただけで二回目、三回目も底値で勝っている人は皆無と言っていいだろう。
そのためにも無難にドルコスト方式、つまり毎月同じ金額で投資していくのがいい。これは多くの投資家アドバイザーが言っていることでまずはこれを守るべきだ。
だがそれでも一発勝負で買いたいと言う人はいるだろう。
でもやっぱりやめておいた方がいい、なぜならば以下のことができないと簡単に高値掴みをして失敗するからだ。
やるならば友人知人10人に購入しようとしている株式や不動産について意見を聞いてみるといい。そして全員が「今買うべきではない」と言った場合のみ買うことにするのだ。
5人ぐらいの人が「買ったら上がるかもしれない」といったらまだ底値ではない。全員が今は買う時期ではない、あるいは1人だけが買っても良いかもぐらいの状況でしかいいものは手に入らない。
全員が反対している中で買う決断をすることは不可能に近い。だがそれをやる勇気がないなら株式や土地の単品買いなどやめてドルコスト方式の投信やREITをやっておくべきだ。
しかも投資する物件は実力のあるものでないといけない。実力のあるとはいつか値上がりする力のあると言う意味だ。不正や赤字を続ける企業や将来どうしようもない不動産に投資してはいけない。これを見分けるのは不断の勉強と努力が必要だ。
さて今の日本株式をこの判断基準で見て見よう。
まず大前提として実力があるかと言えば日本経済は十分にそこ力があるとみていいだろう。
では10人の知人に聞いてどういうだろうか。おそらく8人ぐらいが今は止めておけと言い出しているのではないだろうか。
私は残り2人も止めておけというまで待っておいた方がいいと思っている。
実際はそんなタイミングを見計らうなど労力と時間の無駄だし、失敗することもあり得るのでやっぱりドルコスト方式で投資している。
2022年1月29日