今先進国アメリカ欧州株式の売り時だと考える。
あまりしょっちゅう株式の売り買いをするのはお勧めできない。頻繁に売り買いしているとそれが仕事になってしまって時間を費やし疲れてしまう。デイトレードなどは労力の割に売り買いの手数料がかかるので儲からない。
お勧めは買ったらそのまま塩漬けにして放置しておくことだ。多くのフィナンシアルアドバイザーが言っていることだが100%賛成だ。
とはいうものの時々売ってもいい時期が来る。
もし手もとに先進国の株式を持っているとしたら半分ぐらいを売りにして円に換える、あるいは日本株にしておいてはどうだろうか。そんな時期だと思っている。
アメリカは今年いっぱい政策金利を上げ続けることを明言している。インフレが落ち着くまでは金利を上げるのだ。
金利を上げれば当然景気にブレーキがかかる。株式市場は軟調あるいは下落することになる。
不動産販売が落ち一般消費材の需要が落ちることから景気後退になるだろう。来年アメリカは景気の落ち込み、インフレの抑制、と金融対策が相反する二つが課題となる。
金利が上がれば当然ドル高になる。日本から投資している我々にとってはメリットがでる。
ただもしかするとドルが150円を超えて160円ぐらいになるかもしれないが、日銀も放置しておくとは思えない。口先介入、為替介入、金利の引き上げ、を行うことで円安にブレーキをかけるだろう。
そうなるとドル高円安の為替で儲けがでるのは10%~20%が限度だ。一方で株式下落は軽く10%を超えることが予想される。
プラスとマイナスをどう考えるかだが、私は株式下落のリスクの方が大きいと考えている。
アメリカは1,2年の不景気が来るだろうが経済には底力がある。アメリカの株式をすべて売る必要なないと思うが、一部利益を確定して日本円あるいは日本株に買えておく時期だと考える。
2023年6月26日
投資はご自身の判断とリスクでお願いします。