ドラコの資産運用 織田俊夫

政治、経済、社会、を常識眼で分析すれば資産は10倍になる

ハマスのテロ攻撃、ところでイランはアラブではない、第五次中東戦争を予想する。

 パレスチナハマスイスラエルをテロ攻撃をした。何百何千人のイスラエル人が犠牲になり女性を含めた多くの民間人が人質となっている。

 不意を突かれたイスラエルは即座に厳しい反撃をしているが、ハマスを壊滅状態にしているわけではない。今後イスラエルは10倍返しとも言える反撃をハマスに行うだろう。

 トランプ政権時代に敵対していたアラブ諸国イスラエルはモロッコアラブ首長国連邦と国交の正常化を行った。長年ユダヤ人国家であるイスラエルイスラム国家であるアラブ諸国は対立してきており実質戦争状態にあった。そのユダヤとアラブの国交正常化はノーベル平和賞ものの大事件だった。

 ノーベル財団はできもしない核廃絶を訴えただけでオバマ氏にノーベル平和賞を与えたがトランプ氏はお嫌いのようで授与はなかった。

 そんな大事件である国交正常化が今度はアラブの盟主、つまりアラブの大親分であるサウジアラビアイスラエルの間で進められているのだ。

 アラブ諸国はイランから離れてイスラエル近づいている。

 かつてNHK女性アナウンサーがオリンピックだと思うが入場行進の紹介で「アラブのイランです!」と間違ったが、イランはアラブではない。彼らはイスラム教だがペルシャ人なのだ。中東でイランは明らかに他のアラブ諸国とは違う。

 もう一つ違うのはアメリカは必ずしもアラブ諸国と関係が良いわけではないが敵国としてはいない、一方で1978年イラン革命アメリカ大使館員が人質とされて以来アメリカはイランを敵国としている。

 アラブ諸国イスラエルとの関係が改善すると、取り残されるのはイランとアラブのテロ集団ハマスということになる。この二つが反イスラエル、反アメリカで繋がりが出来たのだ。

 ハマス・イランVSイスラエルアラブ諸国の図式が出来てしまった。

 これからは数か月の間にパレスチナ地区はイスラエルの反撃で廃墟となるだろう。それで済めばいいのだが、イランは核燃料濃縮を進めていて核兵器を持てばイスラエルの脅威になる。

 イランが背後にいることを口実にイスラエルがイランの原子力施設に攻撃を加えるのは時間の問題かもしれない。イスラエルは自国の安全が脅かされるならば第五次中東戦争を始めるだろう。

2023年10月9日