ドラコの資産運用 織田俊夫

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国土交通大臣と岸田首相の謝罪はないのか!JAL海保機羽田衝突事故について

 事故の直接の原因はJALパイロットあるいは海保パイロットが管制官の指示に従わなかったか管制官が指示を間違った3通りしかない。 

 事故後JALは早々に記者会見を行い謝罪会見を行った。同時にパイロットはC滑走路への侵入許可を得ており復唱も行ったとしている。

 海上保安庁と羽田管制は両方とも国土交通省の傘下にある。国土交通省は担当官が通信のやりとりは認めたが、「原因がはっきりするまでは」と言っている。そして謝罪はしていない。

 これはおかしい。今分かっていることからすれば管制官あるいは海保機の責任は明らかだ。直接の原因は事故後数時間で明らかになっていた訳で国土交通大臣自らが記者会見し事実を公表し謝罪すべきだった。

 1日経ってから事実を公表したのはできれば隠ぺいを、できれば批難を受けない時期に発表しようとしていた魂胆が見える。あまりにも遅い。 

 「直接の原因」と「真の原因」は別だ。直接の原因は事故後数時間で分かったのだからすべてすぐに公表すべきだった。

 時間をかけて調査すべき「真の原因」は海保のパイロットがどうして(おそらく)許可を得ていないのに滑走路に侵入したかだ。プロ中のプロである海保のパイロットが(おそらく)間違ったのだ。年始で空港が混雑していたこともあろうが、政府からすぐに飛び立つように圧力があったことが考えれらえる。

 今回の日本政府の1日以上の隠蔽はLGBT法案を強硬に通した時と同じように怒りを感じる。さっさと事実を認めて謝罪すべきだ。

 一方でJALの乗務員は冷静に400人近くの乗客を無事に批難させたのはすばらしい。乗客たちの悲鳴と怒号の中で迫りくる火の手に3つの非常口が適切と冷静に判断したのだ。そして乗客たちも冷静に避難したのも凄い。

 JALが即座に記者会見したのも金星だ。国土交通省がグズグズして責任を認めないうちに謝罪し同時に自分たちは悪くないとしたのは企業防衛の点から正解だ。

 そういえば宮古島で墜落した自衛隊ヘリコプターの原因調査はどうなったのか。岸田政権はなんでも黙っておく作戦のようだ。

2024年1月4日